こんにちは、横浜山下町で活動している
バレエトレーナーの猪野です
ずっと昔からいっているのですが
バレエにこれさえやれば上手くなる
という魔法の薬は存在しません
パーソナルトレーニングをすることで
誰もが吉田都になれるわけではないのです
ただ、間違っていた使い方が修正されることで
踊りは向上します
でもそれはあくまで
本人の努力によるものです
バレエを上達させるために
鍛錬の道を歩いてるのは他ならぬ
踊っている本人です
トレーナーというバスが
自動で目的地に
連れて行ってくれるわけではないのです
トレーナーや先生は
せいぜい道路標識です
生徒が間違った方向に行こうとすれば
右へ曲がれ、とか止まれの
サインを出し
時にUターンのサインで
基礎からやり直させたりしながら
目指すゴールへ導こうとするのです
さらに例えるなら
目隠ししてスイカを割る
というゴールに
声かけながら
その子を誘導するみたいな感じでしょうか
割れたら正解
出来なかったらやり直し
トレーナーや先生の仕事は
そういうものです
どちらにせよ、
道を歩くことを
そのダンサーがしようとしなければ
道路標識や
スイカ割りのための声がけなど
無用の長物です
バレエに近道などありません
ただ遠回りはさせたくない
トレーナーの存在意義は
そういうところにあると思います