留学したって、別にばら色の人生なんて待ってない

こんにちは、新宿横浜で活動している

バレエトレーナーの猪野です
プロになりたいと願う

ジュニアバレリーナを見ていると

ほぼ100%留学はしたいと言います

確かにプロバレリーナになるための方法としては

留学は選択肢に入ってくると思います

バレエはそもそも日本の文化ではないので

基盤のある海外で踊りたいというのは

むしろ当然であると思います
私もアメリカに行きましたので

その経験も踏まえて、

真実を書くとすると

留学したらバレエが上手くなると思ってたら

それは大間違いです

留学とは簡単に言えば

今より困難な状況を

敢えて自分に課すことにより

より強い成長を促そうというものです

身体と心に対する負荷が

急激に上がるので

それに堪えられない人間は

あっという間に脱落していきます

私も何人と、

何も得ずに帰国した人間を見ました

留学とは今自分が抱える問題を

解決してくれる魔法の薬ではありません

むしろに近いです

その毒に耐えられた人間は

急速に成長します

耐えられない人間は脱落します

毒に耐えた人間は

その後に結果を残す場合が多いので

それだけみると、憧れを抱くのは

当然といえば当然です

いま膝が痛い、腰が痛い

ジャンプが低い、回れない

そんな問題が留学で解決すると思ったら

そんなことは起こりません
留学が決まったという人に

私は「おめでとう」とはとても言えません

これから毒を飲みに行く人間に言えるのは

「負けるなよ」という言葉でしょうか

バレエの世界で生き残る人間は

決してバレエが上手い人間ではありません
生き残るのは常に「強い」人間です
留学を夢見る人は

是非とも考えて欲しいです

自分には毒を飲みきる

強さがあるのかということを
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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。