本番を踊りきる為のスタミナとは

こんにちは、新宿、横浜で活動している
バレエトレーニングディレクターの猪野です。

コンクールや本番で
踊りきれずに困っていて
体力作りのために
30分のジョギングを始めたという人を
耳にすることがあります

レッスンでは
解決できないであろう問題を
自分の頭で考えて対策を始めるという
その気持ちはとても素晴らしいです

ただ、方向性が少しズレてます
体力作りにおいて重要なのは
長さより強度です。

30分や1時間をただジョギングしても
体力はつきません
ちょっとハァハァいうくらいの強度で
バリエーションは踊らないですよね?
ものすごいハードに踊るから
最後に体力が尽きるのですよね?
ならば、
そこに慣れるトレーニングでないと
舞台ではいきてきません

どうせ踊る時間なんて
せいぜい1分から2分なのですから
そこで全力を出せる体力作りが必要です

ジョギングは良いですが
走り方を変えましょう

北海道でバレエやスケーターの
トレーナーをしている森脇さんは

走る時に目標物をそれぞれ決めて
強度を調整するそうです

例えば、1つ目の電柱までは
全力ダッシュして
それを通り過ぎてから2つ目は
ジョギングで流し、
また次の電柱までダッシュ、
という流れで体力作りの
アドバイスをされてます

私がやっていたのは
室内の有酸素運動のマシンを使い
1分間は全力で動き
次の1分は流す
という繰り返しで鍛えていました

共通して言えるのは
バリエーションの時の
心臓や呼吸の辛さを
再現することが出来ないと
体力作りにはならない、ということです

楽に踊りたいなら
バリエーション以上の強度は出したいです
音楽や振りに合わせる必要もないですから
集中力の上でも、それは可能です
ただ、これはトレーナーに聞くことを
お勧めします

体力作りが出来れば
当然怪我の可能性も減ります
2、3週間前に怪我で
泣きたくなければ
体力作りはしておきましょう

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。