こんにちは、新宿、横浜で活動している
バレエトレーニングディレクターの猪野です。
本番でうまくいかないと
それは本番を想定した練習ができていなかったと
スポーツの世界では言われます。
もちろんバレエでも同じです。
練習のときに、
これは本番で出来るのか?と自問したり
ステージの客席を目の前にイメージして
なるべく本番の状況を頭で作っておくのは
非常に有効です。
しかし、その本番を想定した練習の前に
もしくは同時に
もっと大事なことを
想定しなければいけないのですが
それをご存知でしょうか?
月に30ステージあるプロダンサーは別として
発表会や、コンクールで踊るジュニアは
運動量としては本番よりも
練習の時のほうが多くなってくるわけです
故に、怪我は本番よりも
練習で起こります。
普通に考えれば
本番程に緊張感をそう持てるものではないし
その上で疲れた身体に鞭打って練習すれば
ちょっと油断したら、すぐ怪我です
そこでジュニアが考えなくてはいけないのが
本番前の練習の想定です
4週間から3週間前に
妙に練習が増えてくるのです
慣れないことを
慣れない量で
3,4週間やれば
見事に本番前は疲労困憊です
本番を考えすぎて、
ある意味一番身体としても大変な
本番前の想定が抜けているのです
本番を想定して3,4週間前にがんばる、は
遅すぎるのです。
3,4週間前までに身体つくりを
頑張っておき
その上で本番の練習をがんばるのが
あるべき順番です
身体作りというあるべきステップを
いつも飛ばしていませんか?