身体のどこが痛いのかを自覚する

こんにちは、新宿、横浜で活動している
バレエトレーニングディレクターの猪野です

皆さんは痛みが出た時に
それのどこが痛んでいるのか
説明出来るでしょうか?
少なくとも、
指を指してここです
と言えるでしょうか?

あるクライアントさんで
坐骨が痛いと訴える方がいました

グランバットマンのデヴァンで
痛みが出るとのことで
ハムストリングが硬いか?
腸腰筋で骨盤を前傾させてるか?
なんて考えながら
身体をみていったわけです

推測が当たっている場合
少しエクササイズをするだけで
痛みなどにはすぐに変化が出ます
楽になっていたら
もう少しやってみて、様子をみて
を繰り返したりするわけです

しかしその時は
一向に変化が表れず
良くも悪くもなりませんでした
そういう場合、始めに考えた推測は
大抵外れていて
全く別に原因があることが多いです

そんなわけで変化がないので
もう一度痛い場所を
一緒に確認していると
始めに痛いと思っていた場所は
そもそもズレていて
本当に痛かったのは
坐骨ではなく
その上のお尻の奥の部分でした。

今回の坐骨の痛みは
ハムストリングなどではなく
ターンアウトの筋肉の一部でした

結果、ターンインをさせる
エクササイズで痛みは無くなり
バットマンも上がるようになりました

どこが痛いかを
1番感じるのは本人です

医者に行くにせよ
整体に行くにせよ
トレーニングに行くせよ

自分の身体のどこが痛いのかを
しっかり感じて
伝えられないと
思わぬ遠回りをすることになります
解剖学を必ずしも知る必要は
ないかもしれませんが、
指でさせるようには
なってないと困りますよね

ダンスをする以上は
自分の身体の変化に
敏感でありたいですね

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。