こんにちは、新宿、横浜で活動している
バレエトレーニングディレクターの猪野です
子供の踊りが伸び悩んでいる時、
その原因を作っている1番の原因てなんだと思いますか?
不調の原因は親!?
反抗期に入った?身体の使い方?センス?レッスン数?先生が悪い?
なんだか色々と錯綜しますが、もしこれがあったら何としても取り除きたい原因が1つあります。
それが親です。
子供の習い事に対して熱心なのは結構なのですが、熱心過ぎると言いますか、あれやこれやと先生に、自分の子供にとあらゆる面で口を出すタイプの親の元にいる子供は成長が行き詰まります。
なぜでしょうか?
子供にとって親は1番大きく身近な存在です。だから、先生の注意があっても親から別の事を言われれば子供はそれを無視できません。何を気を付けてレッスンすればいいのかわからなくなってしまいます。
自分もワークショップをやるので矛盾するようですが、色々なワークショップに子供の為と申し込んでは、子供に受けさせて、色んな角度からのアドバイスをもらい過ぎて結果、どれが正しいのかわからなくなる、みたいな事態もよく起こります。
どんなレッスンを受けさせようとも、やるのは子供です。バレエの先生にはダンサーとして子供を育てるためのプランがあるので(あってほしい)選んだ教室に入れた以上は親が口を出しても絶対にいい結果は生まれません。どうしても教育方針に納得できない時は考える必要がありますが、そこは慎重に教室と子供の反応と成長を見るべきでしょう。
そして、踊りに対して親が口を出してしまう事で起こる1番大きな問題が、子供を追い詰めやすいことです。
子供がバレエから帰って来て、例えばその日、レッスンが上手くいかずに先生から怒られ落ち込んでいるところに、家で親から同じことを言われればその内バレエが嫌になりそうですよね。
バレエの教育はそのプロに任せるわけですから、親の役割は子供の話をただ聞いてあげて気持ちの整理や反省を手伝ってあげることです。
教室に入れた以上はその分の信頼は先生に寄せてください。それが出来ないならもう自分で子供のために教室でも開くしかないです。それが出来ないのなら口を出してはいけません。それがスジってものですよ。
そういう問題もあってか、親の立ち入り禁止のスタジオなどもあるわけですが、それは当然かなと思います。
親は無くとも子は育つという言葉まであるように、子供は環境の中で自分で考えて成長します。
もしかしたら、その結果バレエはやりたくないかもしれませんが、その本人が下した決定を無下にはしたくないですね。
子供の話を聞いてあげてください。子供はたくさん親に聞いてほしいことがあるのですよ。