こんにちは、新宿、横浜で活動しているバレリィーノトレーニングディレクターの猪野です。
腕を上にあげるアンオー(5番)のポジションにした時に、「肩を下げて!」と言われたことはないですか?
結論から言うと、僧帽筋下部を上手く使っていくことで、肩を下げることと、腕を上げることを上手く両立させることが出来ます。
腕を上に上げたときに肩も一緒に上がるのは、そもそもの姿勢がきちんとしていなかったりがありますが、一番多く勘違いしていると私が思うのが腕と一緒に僧帽筋上部を使い過ぎているように思います。
緑で囲っている部分が僧帽筋です。
肩こり筋と言われる僧帽筋を使って上げているので、首が短くなって肩が上がっているように見えてしまうのです。
そこで今回はポールドブラで意識したい肩の使い方について書いて行きたいと思います。
僧帽筋は2つの場所がある
僧帽筋と一口に言っても広い筋肉です。なので、肩こり筋と言われていてもそれは僧帽筋全てを指した言葉ではないのです。
僧帽筋は上部、下部に分かれています。中部を加えて3つに分けることも出来ますが、話を簡単にするために2つに分けます。
さて、肩こり筋と言われるのは上部です。上部の僧帽筋は場所的に腕をずっと吊っている状態になっています。これは筋肉自体の長さは変わらないのに力を出し続けないと腕が抜けてしまうという過酷な運命を背負っているのです。
何が問題かというと、この動きを出さないで長時間力を発揮するのは、血流がとてつもなく悪くなるのです。つまりすごく凝ります。特に僧帽筋そのものが弱い人はすごく凝りやすいです。
勘違いしやすいのが、肩こりがあるからその部分を使ったらもっと肩こりが酷くなるのではと心配される方がいらっしゃいますが、逆です。自分で動かさないと血流が戻りません。本来は自分でキチンと動かすことをすれば肩こりってかなり改善するのですが、一般的にそれを自分でやり続ける人があまりいないので、マッサージという職業が成り立っていたりします。
凝りやすいのは僧帽筋の中でも上部なのはわかりました。それがポールドブラの時に働きすぎたりして肩が上がる現象を引き起こしたりするのですが、そのために肩甲骨の動きを少し見てみましょう。
肩甲骨と一緒に腕が動く
ポールドブラで5番を作る時、腕が床と水平になるまで上がってきて、さらに上に行こうとするときに肩甲骨が動くことでその動きをサポートします。
腕が床と水平になったあたりから、肩甲骨がこのように上に向かって回転するようにすることで腕が上まで上がるのです。
ちょっとわかりにくくて申し訳ないですが肩甲骨が動くことで腕が動けると考えればいいです。
その時に肩が上がるとお悩みの方は僧帽筋の上部を使い過ぎている傾向が強いです。上部を使い過ぎると首が短く見えて、大抵は「肩を下げて」という注意を受けることになります。
僧帽筋の下部を働かせてみる
そこで僧帽筋の下部を使うと肩を上げずに肩甲骨を動かすことが出来ます。
僧帽筋の下部はこのような付き方をしています。こんな付き方をしていてどうやって肩甲骨を動かすのか説明します。
僧帽筋の下部は肩甲骨の〇にくっ付いています。点を回転軸として僧帽筋が肩甲骨を下に引っ張るとポールドブラで必要な肩甲骨の動きをしてくれるようになるのです
僧帽筋下部を上手く使っていくことで、肩を下げることと、腕を上げることを上手く両立させることが出来ます。
肩こり筋と言われる僧帽筋ですが、一口で括れるほど単純な筋肉ではありません。
是非、一度僧帽筋の下部を意識してポールドブラを試してみてくださいね
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