アレグロが苦手?

こんにちは、横浜山下町で活動している

バレエトレーナーの猪野です

大人からバレエを始めた方に

アレグロが苦手という人は

多いように思います

そういう方に動きを見せてもらうと

確かにチグハグに見えます

練習してるのに

なぜ上手くならないのかと

相談を受けるのですが

原因は

練習の段階をすっとばし過ぎてることです

単純に全員がプリエとターンアウトが

出来てないです

ゆっくりプリエするときは

何とか形にしていても

早く動いた途端

ターンアウトが消え失せて

着地の度に膝が内側に

入ってしまうのです

脚をまっすぐではなく

ねじりながら使えば

ジャンプの度に

当然ジャンプのためのエネルギーの

ロスが発生します

失われたエネルギーは

消えてなくなるわけではありません

はけ口を求めて

別の場所に向かいます

そのエネルギーは

内側をむいた膝にむかい

それが膝の捻じれを

助長するように

働いてしまうのです

つまり体の使えてない状態で

速く動けば動くほど

自分の生み出したエネルギーに

邪魔されながら

膝を痛めつける結果になるわけです

そもそも、パラレルの状態で

片足のジャンプできますか?

それすらできないのであれば

アレグロの練習は時期尚早です

アレグロの前に

基本をもう一度

見直してみましょう

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。