こんにちは、新宿横浜で活動している
バレエトレーニングディレクターの猪野です
自分の身体の状態を確認するとき
鏡はよく使われますよね
動きの確認という意味で
初めに鏡で確認するのは
アリだと思います
ただし、あるゆる動きに鏡を使うと
問題になる事があります
その1つにターンがあります
皆さんは、
首をつけて、とか
スポットを、もっと!とか
言われませんか?
鏡を使わないとしたら
その時はどこを見てますか?
何か、動かない一点を
見つめようとしませんか?
実際その方がブレにくいですし、
本番なんかは
観客席の非常灯を見て回るというのは
ダンサーあるあるです。
さて、ここで鏡を使うと
起こる問題とは何でしょうか?
鏡を見て回ろうとする時
どこを見てますか?
自分の顔とか見てませんか?
例えば軸がブレる子が
鏡で自分を見ながら
回る練習をするとしたら
わざわざ揺れるポイントを
見つめながら回ることになるのです
何だか効率が悪そうです
もう1つの問題が
どっちにしても
あまり自分を見てられない
ということもあります
首をつけるとはいえ
頭は一回転ごとに回るのですから
自分を確認するにも
後ろに回ってる瞬間があるのです
つまり、鏡で見てない瞬間があるのです
仮にその時に軸がブレているとしたら
もはや鏡を見るメリットがありません
だって確認出来ないですし
そもそも、回る状態は
なかなかスピードがありますから
自分の姿を確認するにも
そこそこの動体視力が要求されます
そう考えていくと
ターン、特にピルエットにおいて
鏡を使うことで得られるものが
意外と薄いように思います
鏡を見て回るということを
悪いと言ってるわけではないのです
ただ、何となく鏡をみるのは
問題かもしれません
鏡を見るのであれば
それに於けるメリットを
自分で把握した上で
使っていきましょう
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