ポールドブラの肘のサポート、その2

こんにちは、新宿、横浜で活動している
バレエトレーニングディレクターの猪野です

前回は背中の筋肉で
なぜ肘がサポートされるかを書きました

ポールドブラのサポートは
もちろん背中だけではありません

肩の中にも
直接的に働いてくれる筋肉があります

ローテーターカフと言われる
筋肉群です。
4つあります

股関節には外旋6筋と言われる
股関節をターンアウトさせたり
安定させたりする筋肉がありました

肩のローテーターカフも
同じような役割ですが
動かせる方向が
ターンアウトもターンインもあるので
股関節よりやや複雑です

肘をターンインする事で考えると
使われる筋肉が
肩甲下筋という筋肉です

写真の黄色くなっている筋肉です

少しわかりにくいですね
取り出すと、こうです

肩甲骨の裏側についてます

なので外からは
解剖図からですらほぼ見えません

肩甲下筋に限らず
ローテーターカフの筋肉は
腕を積極的に動かすよりも
動きの中での安定を
生み出してくれる役割があります

広背筋や肩甲下筋のように
腕そのものを内旋させて
肘が落ちないようにしてくれる
これらの筋肉が働かない状態で
よく見かけるのが
肘をなんとか上げようとして
肩を内側に入れてしまって
猫背のようになってしまうことです

とても大きな胸の筋肉である
大胸筋ですが
ここを使うと肘が上がっても
肩を持っていかれてしまいます。

バレエの動きをするために
どの部位を使えば良いか
わかった上で
使いたいですね

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。