「分かる」と「出来る」の大きな隔たり

こんにちは、新宿、横浜で活動しているバレエトレーニングディレクターの猪野です。

バレエにはやたらと難易度の高い動きやら、立ち方やらが沢山あるわけですがトレーニングに来られる方は大抵そのコンセプトそのものがよく分からず、それを学びに来られるケースが多いです。引き上げとか、ターンアウトとか。

自分で何をすればいいか分からなければ上達も遅いでしょうし、やる事をまず理解するという方法論は理にかなっていると思います。

５年、１０年と疑問だったものが解消されて「なるほど！」と感動していただくこともしばしばです。

でもその理解はあくまでも自分がこれからしていくレッスンの為のスタート地点に過ぎません。

正しく動くというのは別に疲れない動き方とは限りません。関節などを守るためにしっかりと筋肉を使ったりするので、よく分からないままレッスンをしていた時より5倍は疲れます。代わりに関節の痛みが取れたりします。

ターンアウトやら引き上げやらのコンセプトは説明出来ますが、それを90分続ける大変さはやってみないと分からない感覚だと思います。

コンセプトを理解して感動してもらったクライアントが大体次に言うセリフは「バレエってこんなに大変だったの？」です（笑）。

理解は実践の為の第1歩ではありますが、所詮はただの1歩です。

例えば、踊りの時に「引き上げなどが出来る」というレベルを感じるのはさらに100歩ほど先になるでしょう。

なので、理解をした後に大きな隔たりを感じるはずです。でも、それは普通です。そこを感じて初めてバレエの奥の深さの一端を見ることになります。

ようこそ本当のバレエの世界へ（笑）

今までの練習の感覚では足りないと感じることが出来たら、それがさらなる上達の始まりです。

もし、本当にバレエが上達したいと思ったら、是非トレーニングにおいでください。

9月24日にターンアウトワークショップを開催します。
現在キャンセル待ちです。



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