意思の疎通はどこですれ違うがわかったもんじゃない

こんにちは、新宿、横浜で活動しているバレエトレーニングディレクターの猪野です。

今回は自分の反省を込めたお話です。

あるクライアントさんで体幹を鍛えたいということで、そのためのトレーニングをしていた時の話です。

その方はバレエのレッスンがなくても、家でバーレッスンはしているという方なのですが、何度か見ていく中でバーの動きの正確性にイマイチ、トレーニングの効果を見出せずにいました。

パーソナルのトレーニングの時に感じてもらった感覚をバーレッスンの時に出せるかどうかを試してもらっていました。

そして、あるセッションの日、そのクライアントさんが

「バーで上手くバランスが取れなくなるのでトレーニングの腹筋を感じません」

と言われました。そこで

私「え?バランス?でもバーをしっかり掴めばバランスは取れるでしょ?」

クライアント「いえ、バーは持ってません」

私「??いや、バーレッスンなのに、なんでバーを持たないの?」

クライアント「いえ、教室ではバーでやる内容をバーなしでやることをバーレッスンと呼んでいるのです。」

私「!?Σ(゚дlll)」

なるほど、つまりバーという名前のセンターをいきなりやって腹筋がわからなくなっていたのです。

まさか、センターレッスンをバーレッスンと呼んでいるスタジオがあるとは想像もしていなかったので、完全に油断してました。

こちらとしては伝えているつもりでも、実は意思の疎通が上手くいっていなくて、しかもそれに気がつかないという今回のことはとても良い勉強になりました。

どこまで確認するのかというのは、微妙問題もありまして、仮に他のクライアントの方に「バーレッスンしてます」と言われ、それに対して「それはバーを持つレッスンだよね?」なんて聞こうものなら、いかにもバレエのことを何も知らなさそうな印象を受けます(笑)バレエ専門トレーニングとか書いてあるのに

日本のバレエが良くも悪くも自由に広がりすぎていることで、このような弊害が起きるのかもしれません。

とはいえ、自身のコミュニケーション能力にもう少し磨きをかける必要を感じた出来事でした。

 

1022日のワークショップは引き上げをテーマに行います。
現在キャンセル待ちです。

場所は新宿スタジオ、時間は14時からの90分、料金は5000円です。

 お申込みはお問い合わせからどうぞ

お待ちしております。

 

トレーナーがいるバレエスタジオを作ってみませんか?

東京近郊のバレエスタジオを経営されている方で、
トレーナーと協力して生徒のレベルを上げていきたいと考えていられる方は
いらっしゃいませんか?
生徒のレベルを上げるにはやはり教師とトレーナーの繋がりが
教育方針に矛盾がでないためにも不可欠だと最近特に感じています。

そこでバレエの為のトレーニングに興味があり、
当方と組んでもいいかなと思われている方がおられましたら、
ぜひご連絡ください。

今回は実験的な試みなので、料金などはかなり低めにしようと思っております。
まずは試しにどんなものかを知りたいような方も是非ご連絡ください
  • PICKUP!
    動画講座を開講しました!

    大人のバレリーナの悩みを解決する動画講座が始まりました。
    是非ご覧ください。

  • 無料動画を配信中

    先日開催された「解剖学を生かす極意と鍛錬」の動画が配信されています。
    なんと無料!! 是非どうぞ 。

  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。