あばらを閉める、の疑問点
こんにちは、新宿、横浜で活動しているバレエトレーニングディレクターの猪野です。
先生から「あばらを閉めなさい」と言われたことはありますか?先生によっては「背中を落とさないで」と言われる場合もあるかもしれません。
出来る出来ないは別にして、あばらを閉めるが一体どういうことなのか考えた事はありますか?
何となく力を入れて頑張ってるだけになってませんか?でも、バレエの問題で力を入れると解決するものなんてほぼ無いと思って良いと思います。
実はコンセプトはそんなに難しくないのです。骨の位置をきちんとした所に戻してあげるだけなんです。
動画でも解説しています。みたい方はこちらです。↓
閉めるといっても実際に閉じるわけじゃない
あばらを閉めるといっても別に横方向に本当に閉めるわけではないです。肋骨って背骨から始まって胸の骨についているのでリング状になっているのです。
骨と骨を繋ぐようになっているので、横方向に閉めることが出来るというレベルでは動きません。呼吸によって上下はしますが、横方向にあばらなんか閉めたら呼吸が出来ません。
では、実際にあばらを閉めるとはどうなるかを見てみましょう。
骨の位置を戻すとコアが強くなる!
下の写真をご覧ください。四角であばらと骨盤を囲ってありますよね。その範囲が大まかに腹筋が付いている位置です。
筋肉は一番強く働ける適切な長さというものがあります。伸びすぎても力が弱くなるし、縮みすぎても力が出せなくなります。
あばらと骨盤に付いている腹筋があばらが開くことによってストレッチされてしまいます。そうすると体幹でいわゆる「引き上げ」における大事な腹筋の力が弱まってしまうのです。
バレエの先生は解剖学の専門家ではないかもしれませんが、あばらが開いている生徒をみると、その人から筋肉がきちんと使えていない印象を受けるのです。その為の注意として、「あばらを閉じて」という注意をすることになるわけです。
なので、あばらを閉めるとは上方向に傾いた肋骨を真っすぐにするだけなんです。
あばらを閉めるは、骨の位置を直すだけ
↓この上を向いたあばらを
↓真っすぐにするだけです。
上の写真と下の写真では5度ほど肋骨の傾きを作っています。あばらを閉めるというと、やりたいのはこれだけです。
でも、このたった5度が筋肉をきちんと使えたり、踊るために大事になるのです。
敢えて矢印などを入れていないのは、このくらいの違いは見ることが出来ないと自分で直せないからです。自分で鏡などを見て直せなければ一生そのままです。
イメージとしては開いたあばらを少し下におろすということになります。
まとめ
① あばらは横方向には閉まらない
② 筋肉には一番強い長さがある
③ 肋骨の位置を真っすぐにすれば、あばらは閉まる
いかがでしたか?あばらを閉めるというのはバレエの中では基礎ですからそこまで複雑なコンセプトではありません。自分の肋骨がどうあるべきか、ぜひ一度考えてみてください。
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あばらを閉めるということも含めて解説していきます。
4月22日(日)14時から新宿スタジオで開催します。
4月のリリースのワークショップは満員御礼です。
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