こんにちは、新宿、横浜で活動しているバレエトレーニングディレクターの猪野です。

年末年始になって、飲み会だったり食事だったり体には少し気を使わないといけない時期です。

食べ過ぎ飲み過ぎは注意ですが、それはそれとして今日は知識の入れすぎに注意というお話です。

ある日こんなクライアントさんがいました。

「実は、ターンアウトが全然出来なくて、どう練習しても上手くいかないのですが何か良い方法はありますか？」

という相談を受けました。

そこで、ターンアウトの鍛え方や股関節を動きやすくする為の方法を紹介しました。

するとその方は

「なるほど！ターンアウトの回す感じが今までと違って感じます！」

という事で違いを感じてもらえたようでそれを続けていく事になりました。

その次のトレーニング予定の１週間後、

「それで次はジャンプなんですけど。あ、あと回転と脚の上げ方も教えてください」

という相談をされてきました。

いや、知りたいのは良いのですけど、このターンアウトとジャンプと回転と脚上げのトレーニング全部を本当に毎日続ける気持ちがありますか？と聞くと

「流石にそこまでの時間はちょっと取れないです」

という答えが返ってきました。

私はバレエをしている方を専門にトレーニングをしているのですが、当然みなさんは色々な疑問があるわけです。

もっと飛びたい、回りたい、脚を上げたい、ターンアウトしたい、挙げればキリがないほどです。

踊りというのは知ることで大きく変わるものがある一方で、得た知識を練習によって自分の血肉として落とし込んでいくことが必要になります。

脚を上げる為のやり方を学んだら、それを続けて自分の体を鍛えないといけません。

ネットには色々なトレーニング法が紹介されていますが、知識を入れただけで出来る気持ちになる気がしませんか？

丸暗記したら学校のテストは何とかなるかもしれませんが、踊りはそうはいきません。

もしかしたら、お正月が暇なのでネットでそういう事をいつもより沢山の調べる方もいるかもしれません。

方法は学んだら、まずは実践をしてしばらく試してみてください。

知識は取り込んで消化をしないと、ただの知識で太っただけの人になっちゃいますよ。