みなさん、こんにちは。
新宿、横浜で活動しているバレエトレーニングディレクターの猪野です。
今日のテーマは振り付けですが、
最初に大事なことをいいます。
「踊りとは自分で覚えた振り付けのみ、自分で磨いて上達することが出来る」
皆さんの先生は見本を見せてくれる先生ですか？
ちなみに私はあまり見せません。
その理由は見せるメリットがあまりないからです。
みなさんはバレエの先生の振り付けをじっーと見て、真似て、いざやってみてと言われると
「あれ？最初の脚はなんだっけ？」
とか思ったことはありませんか？
先生の動きを見て真似ていると、その瞬間は何だか出来たような気になります。
ところが、いざやろうとすると覚えていない。
つまり先生の動きを見て真似てやるのは、
実際に自分で考えてやろうとするとしているのではなく、
先生の踊りのイメージを何となくなぞっているだけなんです。
覚えようとしたり、思いだそうというプロセスが入っていないので
実際にやると、出来ないのです。
初めてやるような動きであれば、そのイメージを掴むために見本をみせるのは必要だと思います。
でもいつもやっているタンデュやプリエにはイメージは既にあるはずです。
それであれば先生の言葉で告げられた振り付けを、自分の頭の中で形にして動きにするという練習がすごく大事なのです。
同じ問題で、自分の回りの人間(前の人とか）を真似してバーなどをやっている人もいます。
このタイプは本当に上手くなりません。
０とは言いませんが、物凄く遅いです。
自分の頭で考えて出力することをしていないので、振り覚えはいつまでも悪いし、複雑な振りもついていけません。
振り付けを覚えるのは、上達の最低条件です。
見本をみせるというのは、「自分で覚える力」を育てません。
なので、私は見本をあまりみせません。
最初に言ったこと、
「自分で覚えた振り付けのみ、自分で磨いて上達することが出来る」
皆さんは振り付けをきちんと覚えてますか？
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