こんにちは、新宿、横浜で活動しているバレエトレーニングディレクターの猪野です。
今回は大切なお金の話です。
日本においてバレエダンサーというのは
食べていける職業とはなっていなくて
バレエ団に所属するダンサーの52%が年収100万円以下だったりします。
ネットでダンサーの平均年収を検索すると
300万円くらいの年収が目につきますが、
これを日本で活動して手に入れられるのは全体の10%くらいです。
平均年収を「1番多くの人数が手に入る額」みたいな勘違いをしている人がいますが
年収において平均ほどあてにならないものはないので
鵜呑みにするのは危険です。
さて、お金の話をすると
いやらしい事だと考える人が日本には多いですが
お金について考えていないのはプロとしては失格です。
皆さんはお金が何で出来ているか知っていますか?
紙?いや、そういうことではなく
なぜあんな紙切れが色んなものと交換できるのでしょうか。
結論を言えば
お金とは信用なんです。
日本国政府があの紙に1万円の価値があると保証しているから
みんながそれを信じた結果、1万円という価値が成り立つのです。
つまり、あなたのダンスに対してお金を払うということは
あなたのダンスにそれだけの価値があるということを
信じているから、ということなんです。
1万円のチケットを買ってくれるというのはそういうことで、
その価値を下回るものを見せてしまったのであれば
次回からは買ってもらえなくなります。
それはお金が入ってこない、というよりは
信用がなくなった。ということです。
お金のことを考えていないプロダンサーとは
ダンサーとしての信用を考えていないのと同じです。
だから、お金について考えられないプロは失格なんです。
ダンサーに対する意識調査で内閣府が行う「あなたが働く理由は何ですか?」
という質問があります。
洋舞の部門では「お金を得るため」と答えたのはわずか12%ほどで
約50%が「自分の才能や能力を発揮するため」と答えています。
つまりは「俺が踊るのはお金の為じゃない、俺の踊りをみんなに見せたいんだ」
という考え方を多く持っているということになります。
年収の話に戻るとダンサーの半分以上が生活に困る年収ですから
お金が稼げない言い訳をする為に、お金に興味がない
と言っているようにしか見えない調査結果です。
さっきお話した通り、お金というのは信用です。
その信用で生活出来ないということは
才能を世間に発揮できていないことに他なりません。
踊っているのはお金の為じゃない、と言える価値のある人間は
踊るだけで十分な生活がしていけるだけの価値を提供できるダンサーだけであって
十分な年収が稼げないダンサーはお金を払われる価値がないだけです。
お金が稼げないダンサーはプロバレエ団に入っていようが
実態としてプロダンサーとは呼べないのです。
その価値でお金を貰えない人は
プロじゃないからです。
プロダンサーを目指すのであれば
自分の価値をどうすればお金に出来るのか
どこに行けばお金になるのか
それをきちんと考えておくことをお勧めします。
バレエ団に入ってから生きていけないことに気づくようなことがないように
頑張ってください。
大人バレエアカデミーは不機嫌な先生がいないスタジオです。
趣味でも大人でも、バレエが上達する喜びを伝えたい!
大人バレエアカデミーはそんな想いで作ったバレエスタジオです。
こちらのスタジオはバレエを上達させるための基礎をメインとしたコンセプトで運営しておりますので、バレエの方だけでなく他のジャンルの為にバレエの基礎を学びたい方にもお使いいただけるスタジオです。
軸を作りたい、脚の使い方、腕の使い方を学びたいなどを学べるスタジオになっております。
ポアントとセンタークラスも新設されました。是非、ご覧ください。
振り覚えが早くなるレッスンがとても好評です。
本当の意味でバレエが綺麗に踊れる基礎を身に付けます
生徒さんの一人です。バレエの姿勢がとれるようになってきました。
大人バレエアカデミーの特徴は
解剖学的にも考えられたレッスン
レッスンは基礎のみ
体験レッスンは1000円
最大3回受講可能、
入会金は体験レッスンに来てその日の入会で実質無料、
他の教室との掛け持ち自由、
クラスの振替は無限に繰り越し、期限なし。
クラスのレベル、教師も変えても振り替え可能
5週目のレッスンも開講
月に8000円からの月謝制
発表会はありません!