「他の子に差をつけたい」だけでは差はつかない

 
 
こんにちは、新宿、横浜で活動している
 
バレエトレーニングディレクターの猪野です
 
 
 
みなさんは上手くなりたくて
 
バレエの練習をしていると
 
思いますが
 
周りの子よりも上手くなりたいですか?
 
 
 
何にも考えなくても
 
自分の踊りに満足しているなら
 
別にそれで良いのですが
 
そうもいかない人が
 
大半かと思います



 
もし周りに差をつけたいのに
 
差がつかないと感じるならば
 
それは周りに差をつけられる程の
 
具体的な要素を
 
自分が持っていないのです
 
 
 
でも私はそれが才能とは
 
思いません
 
 
 
それを才能の一言で片付けるなら
 
もはや努力の必要もないし
 
バレエなんて辞めて
 
他の事をやった方が
 
よっぽど建設的です
 
 
 
だから自分でなんとか出来る 
 
上手くなるための要素は
 
理解する必要があります




 
レッスンが少ない
 
 
 
まず上手くなりたいなら
 
ある程度のレッスン量は
 
必要です。
 
週に1回か2回では
 
ポアントを履くのも厳しいですよね







レッスンが多すぎる
 
 
矛盾のようですが
 
疲労が過ぎれば集中もできません
 
身体は休んでいる時に成長するので
 
多すぎるレッスンは怪我の元です
 
7回になってるような場合は
 
見直す事をお勧めします
 





 
レッスンが正しく出来てない
 
 
結果が出ないのは
 
過程が間違っているからです
 
量ではなく質の問題で
 
変に踊っていたら
 
上達しないのは当然ですよね
 
例えばタンデュ、プリエのレベルから
 
きちんとできる人は
 
びっくりするくらい少ないです
 
 





 
日頃の生活習慣が悪い
 
 
レッスン以外での問題です
 
例えばレッスンで姿勢の悪い子は
 
普段の生活から姿勢が悪いです
 
 
つまり、普段の生活の中で
 
悪い姿勢の練習をずっと
 
している状態なのです
 
 
にも関わらず
 
レッスンでは姿勢を良くしたいというのは
 
難しいでしょう
 
 
むしろ普段から気を付ける方が
 
改善は早いと思います
 






身体の使い方を見直してない
 
 
レッスンの質にも関わってきますが
 
バレエメソッドに従っていても
 
歪みとか筋肉のアンバランスは
 
どうしても出てきます
 
 
その時に出来ていたことが
 
なぜ出来なくなったのか
 
それを身体の使い方から
 
トレーナーに見直してもらったり
 
自分で考える必要があります
 





 
運動が苦手
 
 
バレエの子に
 
この問題を頻繁に見ます
 
 
バレエは好きだけど
 
体育は苦手とか
 
 
走るのや飛ぶのが苦手とか
 
バレエは基本的な人間の
 
運動能力の上に乗るように
 
発達します
 
 
その土台がそもそも
 
出来てないとバレエの上達にも
 
悪影響が出ます
 
 
小学生は
 
鬼ごっこするくらいの
 
遊びはしていて欲しいです
 





 
レッスン以外のプラスアルファがない
 
昔のバレエならば
 
きちんとレッスンをしていれば
 
踊れるようになったと思います
 
 
ただ現代におけるバレエは
 
芸術性もさることながら
 
エンターテイメント性も
 
求められます
 
 
超絶技巧をキャッチコピーにして
 
宣伝するバレエ団もあるわけで
 
 
そうすると昔ながらのバレエだけでは
 
どうしてもカバーできない
 
身体の強さが必要になります
 
 
なので、トレーニングは
 
プロ志望ならば
 
絶対に必要になります
 
 


 
さて、
 
他の子に差をつけたいと思うなら
 
他を見る前に
 
自分を理解する必要があります
 
 
まっすぐにも立ててないのに
 
トリプルピルエットの
 
練習しても仕方ないのです
 
 
何が、足りないか
 
どうしても分からなければ
 
プロに聞きましょう
 
 
 
同じ事を練習で繰り返せば
 
見える結果もまた同じです
 
 
他を見る前に
 
自分を見て
 
何が足りないか
 
考えてみてください

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。