無理してターンアウトしてませんか?

こんにちは、横浜山下町で活動している

バレエトレーナーの猪野です

皆さん、バレエでターンアウトを

してると思いますが

実は無理してませんか

前にターンアウトのための筋肉を

書きましたが

ターンアウトを完璧にできる人間は

世界にあまりいません

180度のターンアウトは

股関節の角度、深さ、靭帯のつき方、そして筋肉の強さ

で決まります。

一番大事なのが角度と深さですが

これは骨格なので変えられません

靭帯は多少は伸びますが

時間がかかるうえに実感できるかは

かなり微妙です

ただ、全く柔らかくならないということではないですよ

自分がもつ最大可動域を使えていけるようにすれば

股関節は開いてきます

しかし、股関節の柔軟性とは

生まれ持ったものが大きいので

根気よくやらねばなりません

生まれつき股関節が開く人を

うらやましいと思うかもしれませんが

人間の骨格としては不利なんです

股関節のハマりが浅いので

単純に脆いのです

第一線で活躍していたダンサーは

引退した後にだいたい体を壊します

現役の時はあった筋肉が無くなって

体を支えられなくなるからです

残るのはハマりの悪い股関節・・・・・

恐いですねー

話が逸れましたが

完璧なターンアウトできる人の体は特殊なんです

普通の人が一流の真似をして

180度を無理やり作ると

膝や腰を必ず壊します

レッスンでは

「もっと開いて!」

とか言われるかもしれませんが

自分のできる範囲は

しっかりと把握しておきましょう

長く踊りたいのであれば

自分はどこまでなら出来るのか

それを考えて、ゆっくり進んでいきましょう

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  • ABOUT

    猪野 恵司 -Keiji Ino-

    バレエトレーニングディレクター
    プロフィール詳細

    カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で機能解剖学を学ぶ。
    大学卒業と同時にサクラメントバレエ団でプロダンサーとして活躍。退団後はバレエ専門のパーソナルトレーナーとして活動している。