こんにちは、大人バレエアカデミー™、バレエトレーニングディレクターの猪野です。

 

バレエ教室のホームページなどを見ていると、

本物のプロダンサーが指導します!とか

現役プロが丁寧に教えます!

みたいな文言をよく見ますよね。

 

私から言わせると

バレエ教室でバレエを教えるということをしたいのに

なんでこんなネガティブキャンペーンを自ら打つのか不思議で仕方ないのですが、

皆さんはどう感じていますか?

 

もしかしたら、現役やプロダンサーにバレエを教わるということが

どういうことなのかがみえない方も多いと思います。

 

今回はプロダンサーが教える、のは何が問題なのか

ということをお話したいと思います。

プロダンサーって何?

最初に、すごく当たり前の質問なのですが、

プロダンサーは何が優れている人達だと思いますか?

 

そうです。踊ることが優れてますよね。

それでお金までもらえてしまう人達です。

 

さて、講師というのは何をする人でしょうか。

教える人ですよね。

自分が踊るのではなく、

生徒を踊れるようにするのが仕事です。

指導方法としては、

見本を見せる、言葉で伝える、触ることで修正する、

というのが主な方法です。

 

さて、繰り返しになりますがプロダンサーという人達を見たときに、

彼らが秀でているのは踊る能力です。

 

スキルの違い

舞台の上では、言葉も触って修正することも必要にはなりません。

つまりプロダンサーが常に磨いている教えというものは、

主に3つあるうちの1つの見本だけに過ぎないのです。

 

こう反論もあるかもしれません。

プロダンサーだって、言葉で指導できるし、触ることだってできる、と。

 

本当にそう思っているとするならば、指導を舐めすぎです。

しかもそれが指導するという仕事をしていながらそれを思うのであれば、

残念ながら勉強不足です。

 

自分のやっている身体表現を言葉に変換するのにもかなりの勉強が必要です。

生徒さんの身体を触って指導するにも技術とマナーがあります。

もちろんプロダンサーに教えられることがゼロといっているのではありません。

プロダンサーならではの裏話や経験などもあります。

ただし、彼らはそれを的確に伝える術を明らかに訓練してないよね。

というお話です。

 

見世物をみるだけでは技術は向上しない

プロダンサーを指導に持って来ると見世物としては面白いのです。

彼らは脚も上がるし、飛べるし、回れるし。

それを舞台ではなく目の前でみれるというのはエンタメとしては面白いものがあります。

でも上達に必要なものが得られるかというと別問題なんです。

 

短絡的には「いいものが見れた」という満足はあるかもしれません。

ただ、すごい踊りを目の前でみたら上手くなるほど、

バレエは甘くないんです。

 

ただ厄介なのは一回のレッスンでみたときの満足度はまあまあ、あるんです。

楽しかったから。

 

必要なのはすり合わせ

さらにうまい見本をみることで、

自分の中の踊りの脳内イメージだけは上手くなっていくのです。

しかも無意識下に。

 

ただそれを長期的に見たときに、

ある日「あれ?あんまり上手くなってない?」と気がついてしまうのです。

 

良い見本のイメージと、

自分が何をしているかの実際の動きをすり合わせる能力が身につかないからです。

 

踊りの指導には、達成できる正解を提示し

その道筋を示す能力が大切になります。

それをプロダンサーの多くはまだ圧倒的に勉強していないということなんです。

 

目のまえで踊ってくれるレッスンは楽しいです。

ただその目的が自分も欲しいものと合っているのか、

というのは考えてもいいと思います。

 

5月に自由が丘スタジオがオープンします。

上達を目的とした基礎しかやらないスタジオです。

バレエを上手くさせたい、ということが目的で

そのためには基礎が大切であるという理念に共感してくれる方なら

きっと役に立てると思います。

是非一度、体験レッスンでお試しください

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