こんにちは、大人バレエアカデミーの猪野です。
池袋がオープンして1週間が経ちました。
少しずつ生徒さんも増えてきてまして、
スタートとしてはまずまずといったところです。
実際に使ってみてからわかる生徒さんの要望などを踏まえつつ
また快適な空間になるように改善していきます。
さて、初台、銀座、池袋の3スタジオになりましたが
足元をすくわれないように
初心忘れるべからずだよ、と
みたいに言ってくださる方がいらっしゃいます。
とても有難いことですが、
みなさんはこの言葉の本当に意味を知っていますか?
この言葉をみなさんは
熟練者になっても、初心者だった頃の新鮮な気持ちを忘れないことが大切だ
みたいに思っていませんか?
実はあの言葉の意味するところはそうではないのです。
あの言葉は3句から成り立っています。
是非(ゼヒ)の初心忘るべからず。
時々(ジジ)の初心忘るべからず。
老後(ロウゴ)の初心忘るべからず。
世間に広まっている「初心忘るべからず」は最初の「是非の」句だけを指します。
時々の初心とは何かというと
人生において人間にはいろいろな段階がある。
その新しい節目に立ったら、
その時点での初心者だと思って学びなさいということです。
大学に入学したら大学生の初心者、
会社に入れば、その会社の初心者
バレエ団に入れば、プロダンサーとしての初心者
プリンシパルになればプリンシパルの初心者
そして、私は初めて3スタジオをもった運営が初心者ということです。
なので私は自分がスタジオ運営の初心者であることを自覚し
運営の過程の中で、問題があれば逐一改善をしていきます。
どんな成功をしたところで、自分がその時点での初心者であることは
忘れてはならないことだと考えています。
そして、老後の初心
これは年を取ったからと言って、ただ諦めたり慢心したりせずに
その中でこそ学べること、出来ることがあって自分を磨き続けなさい
という意味です。
大人バレエアカデミーにはたくさんの年齢層がいらっしゃいますが
70代以上の方もいらっしゃいます。
その時点でバレエを始めたり、続けていこうとしたり
何歳になっても
老後の初心を忘れることなくレッスンをされています。
そんな生徒さんをきちんとサポートしていけるスタジオでありたいと
思っています。
私は、人間は死ぬその瞬間まで成長する生き物だと考えているので
それがバレエというものを通して誰かの成長の助けになるものを
これからも作っていきたいと思います。
初心忘るべからず、とは言いますが
実際の所それが意味するものが
だいぶ違ったのではないでしょうか。
私もあらゆる初心を忘れることなく活動していきたいと思います。
池袋スタジオもまだまだこれからです。
まだ出来たばかりですから、
逆に生徒さん同士の人間関係の和が
出来あがっていない状態です。
出来上がった和に入ろうとするのが苦手な方も
今ならみんなが新入生みたいな感じですから
ある意味ではチャンスです。
基礎しかやらないと言っているスタジオなので
そもそも変な人が集まりにくい教室なので
その辺は気兼ねなくお越しください。
お待ちしております。
スタジオは初台、池袋、銀座と自由に使えます。
是非一度体験にお越しください。