こんにちは、大人バレエアカデミーの猪野です。
バレエのレッスンにおいては
皆さんは何か出来ないものを出来るように
レッスンをされていると思います。
練習をする時に
それがどのくらい自分にとって
必要なものかを考えてやっているでしょうか。
練習で何かを出来るようにする時に、
自分にとって快適に感じる練習が、
最適な練習であるとは限らないことがあります。
例えば、ピルエットが出来ないというときに、
ずっーと4番ポジションから永遠と回り続けるような練習している人を
見たことがないでしょうか。
来る日も来る日も4番で回り続けて、
年単位で時間が過ぎても
一向にダブルピルエットに到達していないケースは
珍しくもないと思います。
自分がやりたい「4番から回る」という完成形を練習するのが
いつの間にか快適な練習になってしまっていて、
きちんと4番を作るとか、
5番からシングルで回る上半身の使い方を練習するとか、
軸のバランスを確認するとか、
上達する上で最適な(必要な)練習をせずに
自分がやりたいと思うことだけやって
ドツボにハマるのがこのパターンです。
ピルエットは
色々なバランスを感じて制御しないといけないので
シングルはともかくダブルなどはなかなか大変な部類です。
ピルエットの中で何が出来ていないのかを、
自分で研究するか、
能力のある先生に指導をしてもらわないと、
もともと回転に素養がある人間以外は(フィギュアスケートで既にスピンが出来るとか)
達成するのがかなり難しいと思います。
ただ、バレエの先生でも回り方を見れる人は少ないので、
いつまでも出来ないでいると
「まあ、ダブルが出来る人はそんなにいないから」
と事実上、匙を投げて来ることがあるので注意が必要です。
話が逸れましたが、
とはいえ、上達を目指すのであれば、
快適と最適には明確な違いがあることを知っておきましょう。
1ヶ月頑張って練習して、
何の成果もみられないのであれば、
練習が自分にあったものになっているか、
難しいことに挑戦しすぎてないか、
振り返るのも良いと思います。
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