猪野恵司 こんにちは、西新宿、銀座、池袋、芝公園、錦糸町、横浜で
大人のバレエの上達を応援する大人バレエアカデミーの猪野です。
バレエで何かの動きができないと
頑張って練習する人はたくさんいますが
動きそのものにとらわれて
とても大切な練習をしていない場合があります。
例えば、ピルエットをしたいという場合に
やたらと回る練習をしている人を見かけますが
うまく行っている人は少ないように思えます。
回る、ということに意識が行き過ぎて
なぜそれが回れないのかを分析せずに
何の練習になっているかもわからないまま
回ることだけを続けているのです。
ピルエットで回るということは
回転を作る腕の振り、足の床の踏み方、体重の移動のさせ方
ルルベのタイミング、軸の維持などの要素が
上手く統合されて回ることができます。
つまりピルエットの練習をこれらの要素の統合練習なんです。
なので、上記の要素をコントロールもできないうちに
回る練習だけをしても
つたない要素が運よく統合されたりするだけで
あまり上手くなりません。
まずはピルエットなどに必要な要素が
ある程度自分でコントロールされていつでも再現できるのか
それを考えないと練習の意味が薄れます。
だから、基礎が大事になります。
本当にバーレッスンの時にポールドブラやプリエの動きを
狙ったタイミングでやっていますか？
何となくお手本をなぞって上手くなるなら
バレエの上達に不満は出ないので
これを読んでいる時点でそんな天才ではないはずです。
であるならば、自分のとって本当に必要な練習は
ピルエットで回ることなのか
考えてみてはいかがでしょうか」
