こんにちは、大人のバレエをサポートしている
大人バレエアカデミーの猪野です。
子供の頃からバレエをしているからあの人は上手い
みたいな話を生徒さんからよく聞きます。
だから、羨ましい、みたいな。
でもこれって大人バレエだとよくある勘違いでして
実はちょっと正しくないのです。
正確に言えば、
子供から始めて生き残った奴らに上手いのが多いだけです。
大丈夫、ちゃんと子供からで下手な人もいます。
子供からやって、一般の人が部活をやって
友達と遊びに行って、とやってるときに
ずっとバレエをやっていたんですよ。
上手いに決まっているじゃないですか。
あと、子供のころからバレエをしている人を
羨ましがる人って
その人が子供から続けている努力を無視しがちです。
なんか、日本に生まれたから自然と日本語を話している
みたいな感覚で
子供からバレエをしている人は上手い、みたいに考えてませんか?
それなりの努力があってこその踊りなんです。
それを継続しているのです。
そりゃ違いが出るに決まっているじゃないですか。
簡単じゃないですよ。
子供からだけど下手だったタイプは
早いうちに欲求不満でバレエをやめます。
そういうケースは能力的には大人から始めた人と大差ありません。
大人のバレエで考えるべきことは他にあります。
バレエを始めた時期より大切なのは、周りが上手い下手ではなく
自分がどれだけ成長するか、そこに集中することです。
子供からバレエを継続してきた人間を
羨ましがる暇があるなら、そんなことよりも
自分を成長させるにはどうすればいいかを考えるほうが
建設的だと思いませんか?