大人バレエアカデミー™、バレエトレーニングディレクターの猪野です。
本番練習会が無事に終わりました。
参加された皆様、本当にお疲れ様でした。
舞台を楽しむことを全力でしている姿がとてもステキでした。
誰が上手い下手というものではなく、自分の最大を出して挑む姿は
とても心打つものがありました。
今回の本番練習会を見ていて、改めて思ったことがあります。
それは、踊りはただ振付をこなせばいいわけではない、ということです。
もちろん、振りを覚えることも大事です。
音を外さないことも大事です。
形を揃えることも大事です。
でも、舞台や本番練習会のような場になると、
最後に見えるのは、その人がどれだけ自分の踊りに向き合ってきたか、です。
今回、参加された皆さんの踊りを見ていて、
本当にそれがよく伝わってきました。
「自分の最高を出したい」
「今の自分にできることをちゃんと出したい」
「ここまで練習してきたものを無駄にしたくない」
そういう気持ちが、踊りの中にちゃんと出ていました。
上手くいったところもあったと思います。
悔しさが残ったところもあったと思います。
思ったより出来たこともあれば、課題がはっきり見えた方もいたと思います。
でも、どれも全部大事です。
本番練習会は、ただ上手く踊れたかどうかを確認するだけの場ではありません。
自分が本番になると何を感じるのか。
どこで緊張するのか。
どこで呼吸が浅くなるのか。
どこまでは普段通りに出来て、どこから崩れるのか。
そういうことを知る場でもあります。
普段のレッスンでは見えないものが、
こういう場になると一気に見えてきます。
だからこそ、本番練習会には意味があります。
うまく踊れた人も、
思うようにいかなかった人も、
今回感じたことは、次の踊りに必ずつながります。
実際、本番の空気でしか育たない力があります。
レッスンで積み重ねる基礎の力。
練習で整えていく技術の力。
そして、人前で踊ることでしか身につかない、本番の力。
この3つは、少しずつ別のものです。
本番練習会は、その最後の部分を育てるための大事な場です。
だから私は、皆さんがただ「参加した」というだけではなく、
ちゃんと自分の最高を出そうとしていたことが本当に素敵だなと思いました。
その姿勢は、踊りに出ます。
人は隠そうと思っても、踊りには出ます。
雑にやっている人は雑に見えますし、
丁寧に向き合っている人は丁寧に見えます。
今回の皆さんは、
その「向き合っている感じ」がちゃんと踊りに乗っていました。
それがとても良かったです。
舞台に立つというのは、特別なことです。
ただ立つだけでも緊張しますし、
その中で普段やってきたことを出すのは簡単ではありません。
だからこそ、その場に立ったこと自体に価値がありますし、
その中で自分の最高を出そうとしたことには、もっと価値があります。
本当に皆さん、お疲れ様でした。
来年、4月10日に第3回本番練習会が決定いたしましたので
是非、皆さんの挑戦をお待ちしております。
さて、
そして、こうして本番練習会が終わったところで、
今度は「さて、次は私の番か」と言わんばかりの流れになっております。
もう2週間というところで、
猪野がみなとシティバレエ団に出演します。

ここ最近は、スタジオの仕事にかなり全振りしておりました。
舞台に立つのも、気づけば15年ぶりです。
我ながら、なかなかの所業です。
久しぶりに舞台の空気に戻ることになりますが、
まあ、そんなに格好よく言っても仕方ありません。
初稽古は、かなり初稽古でした。
「振りもまだ入ってないぞ」
「本当に大丈夫なのか!?」
という映像を、皆さん限定でどうぞ。
https://youtube.com/shorts/9DayALHfqPg?feature=share
こういうものを出すと、
もっとちゃんとしてから見せればいいのに、と思う方もいるかもしれませんが、
私はこういう途中経過も含めて面白いと思っています。
久しぶりに舞台に立つ人間が、
ここからどうなっていくのか。
本当に間に合うのか。
ちゃんと舞台に乗るのか。
乗ったとして、何を出せるのか。
そういう過程ごと見てもらえるのも、ひとつの面白さかなと思っています。
そして、今回こうして自分が舞台に向かう立場になって、
本番練習会に参加された皆さんの気持ちも、また改めて感じています。
緊張するのは当たり前です。
不安になるのも当たり前です。
思ったより出来ない、ということも普通にあります。
でも、その中でやるしかない。
その中で、今の自分の最高を出すしかない。
そこは、立場が違っても同じです。
だからこそ、今回の本番練習会を終えて、
皆さんの姿がより一層すごく見えました。
本番の場に立つというのは、
年齢やキャリアに関係なく、簡単なことではありません。
その中で挑戦すること自体がすでに価値ですし、
そのうえで「もっと良くしたい」と思えることも、すごく大事です。
本番練習会を通して見えた課題は、
落ち込むための材料ではなく、
次に進むための材料です。
出来なかったことがあるなら、
次はそこを詰めればいい。
緊張して崩れたなら、
次はその状況に慣れる練習をすればいい。
思ったより出来たなら、
そこは自信にしていい。
そうやって、踊りは少しずつ前に進んでいきます。
今回参加された皆さんの姿を見て、
やはり本番の経験は大事だなと改めて思いました。
レッスンだけでは育ちきらないものがあります。
練習だけでは分からないことがあります。
本番の場に立つからこそ、初めて分かる自分があります。
その意味でも、
今回の本番練習会はとても良い時間だったと思います。
参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。
そして、素敵な踊りをありがとうございました。
さて。
次は、猪野がどうなるのか、です。
舞台に出ている猪野はかなりレアです。
しかも15年ぶりです。
こんな機会はそうそうありません。
ここから舞台でどうなっていくのか。
自分でも楽しみ半分、怖さ半分ですが、
せっかくなので、ぜひ見に来ていただけたら嬉しいです。
皆さんの本番練習会の熱を受け取って、
今度はこちらがしっかり舞台に向かいたいと思います。
どうぞお楽しみに。チケットはこちらから!
5月5日の三鷹です




