こんにちは、大人バレエアカデミーの猪野です。

皆さんはバレエが上手くなるという基準をどんなところにおいて判断していますか?

他のスポーツであれば、タイムが早くなったり、

相手を打ち負かしたりするので割とわかりやすい形で現れます。

 

ただバレエの場合、その基準を明確な形で示されることは

少ないのではないかと思います。

 

故にどうしてもわかりやすい

脚を上げる高さとか回転出来る回数などを

追いがちになるのかなと考えています。

 

例えば、できないことで相談を受けることが多い

速いアレグロのステップがあります。

 

ここで考えるときにどんなことが出来るようになると

上達を感じられるでしょうか。

 

多くの場合、単純に脚を動かすスピードが遅いというのがあります。

 

早くなればいいわけですが

ではどのくらい早くなれば

アレグロに耐えられる脚のスピードを手に入れられるでしょうか。

 

スタジオにいる生徒さんで実験をしてみました。

速いアレグロと同じくらいのスピードの

速いタンデュをやってもらったところ、

やはりそのスピードでは速いタンデュに付いてこれませんでした。

 

速いスピードのタンデュが出来るようになれば、

速いアレグロについていくヒントにはなりそうですが、

実際のところどのくらい成長すれば

そのスピードを手に入れられるのかが大抵不明瞭です。

そこで同じタンデュを少し遅くしながら試してみると、

音の速さを5%ほど遅くしたところで

タンデュが問題なく出来るようになりました。

 

つまりはアレグロに必要な脚の速さは(今回の実験では)

5%も成長すれば出来るようになることがわかりました。

 

どうでしょうか、

今までどのくらいやれればいいのかわからなかったものが、

少しクリアになりませんか?

 

今よりも5%スピードを上げることが出来れば、

アレグロに付いていける脚が手に入りそうだ、

ということです。

 

とりあえず速く動かす!ではなく

5%の成長なら何とかなりそうな気がしませんか?

 

これがトッププロの人間で

自分の潜在能力をほとんど使い切っている人間では

5%の成長というのは至難の技なんですが、

子どもや趣味でやられている大人の方は

伸びしろが間違いなくあるので、

5%の成長は達成可能だと思います。

 

踊りが上手いことを

「踊り心がある」とか何を言っているのかよくわからない基準で

語られることが多いバレエですが、

自分の成長は数字で考えられるものは

数字を使っておくと達成しやすい目標を作っていけますよ。

 

 

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