こんにちは、西新宿、銀座、池袋、芝公園、錦糸町、横浜で

大人のバレエの上達を応援する大人バレエアカデミーの猪野です。

みなさんも薄々ご存じかとは思いますが

バレエの世界はお金を稼ぐのが難しい世界です。

 

大人のバレエを応援するというための

大人バレエアカデミーではありますが

その裏のテーマは

バレエを提供する側の人間を経済的にまともにする

というもので運営をしております。

 

以前に「バレエの世界はなぜお金に困るのか」

という記事で東京シティバレエ団の収支報告書を紹介しましたが

今回はNBAバレエ団のものになります。

 

2021年のもので少し古いですが公開されているのものが

こちらだけですし、バレエ団の体質は劇的には変わらないので

これでお話します。見たいかたはこちらからどうぞ

 

これで見ると全体では1300万円くらいの利益が出ていて

東京シティバレエ団に比べると若干マシな経営体制のようです。

 

ただ、3億の売り上げがあるのに利益が1300万円だと

利益率は3.3%くらいなので、ちょっと吹けば吹き飛ぶような

経済状況に見えます。

 

しかも国からの補助金が5000万円入ってこの状況なので

実際、国にそっぽを向かれたら秒で潰れる団体であることは

間違いないでしょう。

 

補助金を受けるのはいいのですが、

補助金に頼るのは経営として危なすぎるように思うのですが

バレエの人間にはこれが理解できないようです。

 

さて、突っ込みどころはたくさんあるのですが

中でも面白いのが公演事業における

出演料の部分です。

約1億3000万円の公演収入(補助金5000万)に対し

出演料が約3300万円で計上されています。

 

一見するとダンサーの収入となる出演料が

高いのか低いのかよくわからないです

 

そこで

ホームページで所属するダンサーを数えてみました

研修生などを除き、51人いました。

 

わかりやすくするために3000万円を50人で割ってみました。

NBAバレエ団では年間に公演で稼げるお金は

平均で1人当たり60万円程度のようです。

 

年間ですよ

 

さらにいうならプリンシパルは報酬は高いでしょうし

コールドバレエは低いでしょうから

まあ新人が食っていける環境ではないですね

 

私は常々、バレエの人間はお金に対してバカ過ぎると

思っているのです。

 

こういう現実があることを調べたうえで

バレエ団のオーディションを受けた人が

どれだけいるのでしょうか。

 

もうちょっと勉強しようよ、と思っています。

とはいえ、それで捨て置くのもかわいそうなので

大人バレエを応援するという活動を通して

教えるということにおいてお金を払うに値する人間には

せめて経済的にマシになってほしいと考えているわけなのです。

 

これでいうと

大人のバレエの生徒さんを金ずるのように思われてしまうかもしれませんが

少なくとも教えることに対して責任と能力がある人間を選別し

教授法、バイオメカニクス、解剖学の研修を経て

値段に見合う価値を提供できるように努めております。

 

大人のバレエの生徒さんが大人バレエアカデミーに価値を感じて

気持ちよく払ってくれたお金が

先生の生活や現役ダンサーの活動の応援になり

さらにそのお金でスタジオが拡大してより多くの生徒さんに

バレエの上達の楽しさを届けるサイクルになればと考えています。

 

このサイクルのためには

生徒さんに満足してもらえるレッスンを提供しないといけません

 

その為にも、また頑張っていきます。

 

こんな考え方に賛同してもらえたら

ぜひ、体験レッスンにお越しください。

みなさんの月謝がバレエ界を支えます。

 

 

 

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