猪野恵司 
こんにちは、大人バレエアカデミーの猪野です。
バレエを踊っていて、あたらしい何かを注意されると
今までやっていたことが出来なくなる経験はありませんか？
手を注意されれば脚を忘れ、脚を注意すれば首を忘れ
というスパイラルです。
そのようなことが良くある方はだいたい振り覚えも悪いです。
そんな状態を改善させるのに役に立つのが脳トレです。
トレーニングでもバレエスタジオの方でもやってもらっています。
きちんとやった方には本当に効果があって、踊りに余裕が出てきます。
簡単に言えば手足や顔をバラバラに動かす練習をするのですが、
たまにこれが辛くて耐えられない人がいるらしいことが最近わかりました。
特に大人に多いような印象です。
一つに自分が出来ないことが良くわかりすぎるというのがあるようです。
バレエの場合、踊りの中でごまかしたり、何となく最後だけ合わせたりして、
自分がどのくらい出来ていないかわからない時があります。
ところが脳トレはそれがわかるのです。
なのである一定基準で出来ないと、それが分かってしまってつらいらしいです。
バレエの振りを使って、脳トレをやってみたこともありました。
多くの人には効果があったのですが、
一部の人にはやはり不評でした。
脳トレは脳にストレスを与えます。
脳トレなので、自分がすぐには出来ない複雑さで手足をバラバラに動かしてもらいます。
練習を続けると、
神経の回路が整理されてきて出来なかった複雑さを余裕をもって考えられるようになってきます。
ただこのストレスに耐えられない人がいるようです。
脳トレに適応する時間も人によって違います。
なんでこんなことも出来ないのだろう、という気持ちになることがあるようです。
あらゆるトレーニングはすべての人に当てはまるというものではありません。
薬でも人によっては飲めないものとかありますよね。
ですので、脳トレもやりたくない人もいるでしょう。
ただ、今私が知る限り脳トレは踊りを上達される為に
先生の注意や振り付けを覚える受け皿の広さを拡張させるのに最も有効な方法です。
デメリットを先に知って覚悟をしておけば耐えられる場合もあるはず
ということで今回の記事でした。
デメリットを紹介したことで怖いと思う人もいるかもしれませんが、
興味ある人はバレエスタジオやトレーニングに是非お越しください。
バレエ専門のパーソナルトレーニングも代々木で提供しております。レッスンで解決できなかったことを、エクササイズやリリースを通して出来る身体に変えていくバレエ専門トレーニングスタジオです。
是非ご覧ください。
