こんにちは、大人の上達をサポートしている

大人バレエアカデミーの猪野です。

 

 

見本の綺麗な先生とかをレッスンで見るのは楽しいですよね。

本来は舞台でしかみれない動きを目の前で見れるわけですから

バレエが好きな人ならそんなレッスンも楽しいものです。

 

ただ、それが自分の上達に繋がるか、というと微妙な所で

今回は先生の見本を見ていても上手くならない理由というのお伝えします。

 

人間の脳にはミラーニューロンという真似をする神経というのがあります。

これがあることで、目の前で先生が踊ってくれると

それを真似して何となく付いていけたりします。

 

ただ、実際に動くというときには自分で動きのイメージを作らないと

踊れないわけですが

真似だけをしていてもイメージを自分で作る練習にはならないので

先生が目の前からいなくなると急に動けなくなってしまいます。

 

とすると、自分で踊って上手くなるためには

先生の動きばかりを真似したり、

バーの目の前にいる振り覚えの良い誰かについていくようなレッスンをしても

上達はしないのです。

 

自分の責任で動きを作り

間違えては修正をする

それを繰り返すことでバレエは上達をしていきます。

 

その点でいうと見本をあまり見せない先生の指導は

理にかなっている部分があって、

初めは苦労するし、見本が綺麗な先生のレッスンよりも

面白くはないかもしれませんが、

きちんと動きの修正をしてくれる先生であれば

そちらの方がバレエは上達します。

 

ちなみに鏡を使いすぎる練習も自分のイメージ作成の邪魔をするので

上達には不向きです。

 

本番に鏡がないので、鏡に頼った練習は大きな失敗を生みます。

 

頭で作った動きのイメージを

実際にやっている動きと近くしていく作業が練習です。

 

その為には人を見過ぎず、先生の振りをよく聞き

その上で自分で何とか出力することを繰り返してください。

 

日本の教育ではつい間違えたらいけない、みたいな価値観があって

間違えるくらいなら、目の前の人の借り物の正解を選んでしまう方が多いのですが

それだと10年やろうが上手くはなりませんよ。

 

ということで、今回は上達をするためには見本ばかり見てもダメ

をテーマに書かせていただきました。

 

上達は、自分の責任でやってこそ起こります。

大変ですが頑張ってみてください。

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