こんにちは、大人バレエアカデミーの猪野です。

 

みなさん、レッスンの時にしっかりと首を動かして練習していますか?

踊りがいまいち垢ぬけない理由の一つが首の動かし方です。

 

多くの生徒さんがターンアウトやつま先の伸びなどに

多大な時間を割いている中

首をしっかり使うという練習をしている人は少ないように思います。

 

むしろ鏡をずっと見ていて、首が一つも動くことなく

1つの動きを終えていることもしばしばではないでしょうか

 

レッスンで首を動かさないとバレエは上手く見えないのですが

その理由を3つ解説します。

 

1 回転で首がつくようにならない

 

よくピルエットなどの回転で「もっと首をつけて」とか「顔をつけて」

という注意がありますが、

これはバーレッスンで首をしっかり横にむける、という訓練をしていないと

多くの人の首はそもそも硬すぎて、回転で要求される可動範囲をもっていません。

その状態で首をつけて、とか言われても無理に決まってるので

バーレッスンからきちんと首を動かさないといけません。

 

2 視界がブレることに慣れない

 

人間のバランス感覚は視界でかなり制御しています。

なので首をつけたりすると目線が動くので

踊りながら首をつけるというのは

思いのほかバランス感覚を狂わせます。

でも踊りの表現というのは顔の向きだ重要なので

それがしっかり動かないとどこかいつまでも子供っぽい踊りに終始します。

首や顔をつけてレッスンすることに普段が慣れていきましょう

 

3 三半規管が狂ってバランスを失う

 

もう1つのバランス機関である三半規管は耳の奥にあります。

頭を傾けると、それが反応して傾いたことを感じます。

なのでこの感覚に慣れないと真っ直ぐ立っているのに

頭を傾けると「傾いた」感覚になるのでバランスがおかしくなります。

でもさっきも言った通り、顔や首が動かないと踊りになりません。

首を動かし三半規管が傾いているのに、身体は真っすぐを保つ

それをレッスンの中で獲得していくように

首は積極的に動かしましょう。

 

踊りがいまいち垢ぬけない理由の一つが首の動かし方です。

ぜひレッスンで動かす練習をしてみてください。

 

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