猪野恵司 
こんにちは、新宿、銀座、初台、芝公園で大人バレエをサポートしている
大人バレエアカデミーの猪野です。
大人の方がバレエを始めるにあたり
ハードルの一つとなっているの感情に
「恥ずかしい」というものがあるかと思います。
「恥ずかしい」という感情は人間特有のもので
他の動物には見られません。
ただ何となくバレエをするのが「恥ずかしい」と感じている場合
それがなぜそう思うのかを考えてみると
意外と気にすることでもないと思えるかもしれません。
まず1つに人間の社会性にあります。
「恥ずかしい」の基本的な条件として
他人と違うことをすると感じやすいというのがあります。
みんながスーツを着ている時にカジュアルな服装であれば感じますし
だれもが合格する試験で落ちれば恥ずかしいと感じるでしょう。
つまり、恥ずかしいと感じる瞬間は自分の周りの社会性から
自分が外れる時に起こる警告音であると考えることが出来ます。
つまり、恥ずかしい状態を放置してしまうと
その集団の中で生きにくくなる可能性があるのです。
なので、バレエを始める時に
誰も周りでバレエを踊っている人間がいなければ
最初は「恥ずかしい」という感情が出るかもしれません。
でも、それは自分が今いる状況で同じことをしている人がいない時に起こる感情で
これが江戸時代ならともかく
現代社会において、
バレエをしたからといって社会性が失われるわけではないので
バレエを始めることを「恥ずかしい」と感じるのは
人間の脳がアップデートされていないことによるエラーであると考えることが出来ます。
実際にバレエ教室に行ってみれば
周りはバレエをしている人間しかいないので
「恥ずかしい」という感情はなくなっていくはずです。
もしくは
自分の体形を気にされる方もいるかもしれません。
「自分はこんなに太っているのにバレエなんて恥ずかしい」
それがなぜ、そう思うのかを分析すれば
バレエの人は細いというイメージがあるので
そうでない自分が行けば、その世界における社会性から外れる、
そんな想定があれば確かに「恥ずかしい」と感じるかもしれません。
でもそれも、脳から発するただのエラーです。
趣味におけるバレエで体形で判断される社会性は存在しません。
もし、それで何か言われるのであれば
それはその教室が暗黒世界のたまり場になっているので
すぐに逃げることをお勧めします。
趣味で踊るバレエはその人の人生を豊かにする為にあるのであって
体形を共通項として判断される社会性とは無関係です。
体形があるからバレエが出来るではなく、
バレエをやりたいと思ったからやる
それだけです。
もう一つは人間が持つプライドによる自惚れです。
もし、踊っている最中に失敗したり、こけたりすることを
「恥ずかしい」と思うのであれば
それは自分が「失敗するような人間ではない」という自惚れから来ている場合もあります。
バレエの何かの動きで
こんな簡単なことも出来ないなんて「恥ずかしい」と思うのであれば
自分がもっと出来る人間である、という自惚れと
バレエはそこまで難しくない、という過小評価が合わさって出来上がります。
「才能ある天才が10年かけてものにするバレエ
それを素人である自分が挑戦しようとするならば
出来ないことがあって当たり前」
もし、そんな気持ちで練習しているとしたら
何かの失敗を恥ずかしいと感じるでしょうか？
恥ずかしいという感情は謙虚さを失っても発生します。
「恥ずかしい」という感情は生きる上では大切です。
でもそれが何かを始めることの障害になっている場合、
それが本当に自分を助けてくれる「恥ずかしい」なのか
ただ勘違いして「恥ずかしい」のか
考えてみてはいかがでしょうか。
少なくともどんな人間であれ
バレエを始めることを
私は「恥ずかしい」とは思いません。
9月から芝公園がスタートします。
是非、一度レッスンを受講してみてください。
芝公園駅だけでなく浜松町駅、三田駅、大門駅からも徒歩圏内です。
大人バレエアカデミーのスタジオは初台、池袋、銀座、芝と自由に使えます。
是非一度体験にお越しください。
