こんにちは、大人バレエアカデミー™、バレエトレーニングディレクターの猪野です。
今年の12月、全幕バレエ『クリスマス・キャロル』を日本で初めて上演します。
今、みなとシティバレエ団と業務提携をしていますが、彼らは社会貢献バレエ団として
児童養護施設にバレエを届けるという活動もしています。
仕事としてかかわっていく中で、外にいる自分には知りえなかった実情などを知ることが出来ました。
その大きな問題の一つが体験格差です。
児童養護施設の子供たちは生活が学校と施設の往復だけになりやすく、
一般的な家庭の子供が自然と体験できる活動をしないまま大人になる場合が多いです。
体験が少ない故に、自分を見つめる機会や新しい発見する機会も少なくなるのです。
そんな子供たち少しでもいいから思い出に残るような体験をしてほしい。
そして自分たちに提供できるのはバレエである、というところから
この公演で、子どもたちを劇場に招待するため、クラウドファンディングを始めました。
バレエを観るのに、バレエの知識はいりません。
それでも、子どもの頃に一度も劇場へ行かないまま大人になる人がいます。
興味がないからではなく、機会がないのです。
チケットを買い、誰かと予定を合わせ、劇場まで行く機会がなければ、バレエがどんなものか知ることもできないでしょう。
今回、その機会をこちらから作りたいのです。
「一度観てみる」ができるように
舞台を観てダンサーになりたいと思う子もいるかもしれませんが、それだけがバレエを観る理由ではないでしょう。
大人バレエアカデミー™にも、子どもの頃からバレエが身近だった方ばかりが来るわけではありません。
大人になって初めて習い、「こんなに面白いなら、もっと早く始めたかった」という話を聞くこともあります。
子どもの頃に知らなかったものを、大人になって好きになる。
それはそれで楽しいことです。
ただ、観てみる機会があれば、子どもの頃から好きになっていたかもしれない。
人生の質を決めるのって、好きを多く持っていることだと思いませんか?
その好きを見つけるチャンスそのものがないって、さすがに厳しすぎると思うのです。
そう考えると、こちらから劇場の席を用意できる今回の企画を、やってみたいんです。
招待された子が何を感じるかは、観てみるまで分かりません。
それでも、まずはその子自身が、舞台を観て決められるようにしたいです。
招待も、舞台を作る仕事も
子どもを無料で招待すると聞くと、その分は誰が負担するのか、という疑問もあるでしょう。
今回のクラウドファンディングには、1万円の支援で児童養護施設の子ども1人を招待するリターンがあります。
それとは別に、どのリターンを選んだかにかかわらず、支援総額が20万円増えるごとに子ども1人を追加で招待します。
招待の進み具合は、CAMPFIREの活動報告でお伝えします。
そして、公演を作るお金も必要です。
ダンサーが稽古をして舞台に立つまでには、稽古場も、衣装も、照明や音響も要ります。
私が以前から気になっているのは、バレエに関わる人の仕事に、きちんとお金が回っているかということです。
子どもたちを招待したいからといって、踊る人や舞台を支える人に無理をしてもらう公演にはしたくありません。
観に来る方がチケットを買い、子どもを招待したい方がその席を支える。
集まったお金で、舞台を作る人たちにも対価を払う。
観に来てくれた人が舞台に感動し、来てよかった、支援してよかったを感じてもらう。
その形を作るために、クラウドファンディングで支援を募っています。
12月、高輪の劇場で
『クリスマス・キャロル』は、イワン・ワシリエフが演出・振付を手がけ、本人も出演する全幕バレエです。
公演は12月5日(土)の13時と17時、6日(日)の13時。
会場は高輪のMoN Takanawa: The Museum of Narratives、Box1000です。
「バレエを習っているけれど、全幕の舞台は観たことがない」という生徒さんもまだいるでしょう。
舞台を観ると、レッスンで練習している動きが、踊りの中でどう使われるのかを見ることができます。
この機会に自分も観に行きたいという方は、CAMPFIREのページで公演の内容とチケットのリターンを見てみてください。
子どもの招待を応援したい方は、招待のリターンも見てみてください。




