こんにちは、大人の上達を応援したい!

大人バレエアカデミーの猪野です。

 

このバレエの世界で生きているバレエ人というのは

世間知らずというか自己愛的というか

謎の価値観をもった教師が多くいます。

 

その1つが恩着せがましさです。

 

「私があなたをプロにした」

「私があなたを上達させた」

「あなたは私の弟子だから言うこと聞くように」

みたいなうざ過ぎる考えを持っている人間が多くいます。

 

この考え方は物凄く損が大きくて、

実は教師にとっても全くプラスになりません。

 

結論から言えば、卒業したダンサーとのつながりが全部消えます。

 

どういうことかというと、

 

仮にバレエをしていて生徒さんが上達したりプロになったとしましょう。

さて、それは誰が頑張って結果が出たのでしょうか

 

はい、生徒さん自身が頑張って結果が出たものです。

当然ですよね。

 

教師はそのサポートをしただけです。

しかも、そこにお金という対価まで受け取っています。

この時点で貸し借りはなしです。完全にイーブンです。

 

なんか災害の被災地に無償で多額の寄付をして、

その被災者の方々が

「この御恩は一生忘れません!」

的なこと言ってくれるような借しを

バレエ教師は生徒に対して作っているくらいの気持ちでいるのがいます。

 

そんなことはバレエ教師はしていません。

月謝をもらって自分の生活を生徒さんに支えてもらっている癖に

何を自分が偉いとか勘違いしている奴が多いのがこの業界です。

 

こういうことをいうと、

そんな大した金額はいただいてません、

とかいう教師もいるのですが

それだって自分で値段を設定して

バレエを教えると決めているわけですから

恩に着せられる筋合いは生徒さんにはないです。

 

確かに生徒さんは先生に感謝してくれるかもしれません。

でもそれは生徒さんが自発的にしてくれるものであって

教師側がそれを求める無粋っぷりを全く理解できないのがいます。

 

プロのなった卒業生に発表会の出演を頼んで発表会料金を請求するとか

ボランティアで踊らせるとか

ろくに報酬も払わずにクラスを教えさせるとか

 

何で夏に日本に帰ってきたダンサーが

アーキタンツというオープンクラススタジオに行くかわかりますか?

古巣のスタジオに行くのが面倒で仕方ないからですよ。

 

バレエ団のプロフィールに古巣のスタジオの名前が出てない理由がわかりますか?

上記の理由で古巣のスタジオと喧嘩別れしているからですよ。

 

 

私は日本のバレエ界のこういう考え方が物凄く嫌いで

そんなことがないスタジオもあるべきだ、

という考えで大人バレエアカデミーを作ったというのがあります。

 

教師にできるのは生徒さんの上達のサポートです。

それをできるだけ効率行うために我々は勉強します。

 

でも、生徒さんが手にいれた上達はすべて生徒さんの努力によるものです。

 

月謝をいただいているわけですから、

その金額以上の仕事をするのは

プロとして当然の責任です。

 

教師と生徒、どちらが偉いわけでもなく

踊りを上達させる、という共通の目標を

一緒に追っていけるなら、こんなにうれしいことはないです。

 

こんな考え方に共感してもらえたら、

是非一度体験レッスンに来てみてください。

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