なぜ大人バレエアカデミー™を作ったのか

大人バレエアカデミー™、バレエトレーニングディレクターの猪野です。

スタジオを増やすたびに書いているテーマですが、初心を忘れないようにするためと、

大人バレエアカデミー™がただ規模を広げたいと思っているわけではないことを

お伝えできればと思います。

 

■ 最初にお伝えしたいこと

結論から言えば、大人バレエアカデミー™では、

大人の方の「上達したい」にきちんと答えられるように、

先生も勉強し、能力に応じて評価され、結果として大人の方はきちんと上達し、

もっとバレエを頑張りたくなる。

そんな循環を作っています。

 

■ 私が最初に考えていたこと

もともとアメリカでバレエを学び、

サクラメントバレエ団に片足突っ込んできたというだけの経歴を持つ私ですが、

ダンサーは65歳まで働けるわけがないと考えていたので、

バレエをやりながらアメリカの大学で機能解剖学、正確にはキネシオロジーを学んでいました。

 

バレエをしていた時にした怪我があったので、

同じ悲しい思いを他の人にはさせたくないという理由で、

バレエをみれるトレーナーの道を歩くことにしました。

 

■ 日本のバレエ教育環境に感じていたこと

主にバレエを学んだのがアメリカだったので、トレーナーをしていて思ったのが、

日本のバレエ教育環境の酷さでした。

 

皆さん悩みを持って意識高くトレーニングに来てくれたのですが、

なぜそれを先生が教えていないのか、みたいなところが問題の大部分だったんです。

 

トレーニングで使い方などを理解することはできるのですが、

いざレッスンになると、やっている内容が無駄に難しすぎて、

直したいものが直せない、ということがしばしば起こりました。

となると、バレエの先生と連携を取れないといけないわけですが、

これが非常に難しく、連絡が取れないことが多くありました。

 

特に、大人の方の扱いが非常に雑にされていることが多く見受けられ、

これを何とかできないかをずっと考えていました。

 

■ バレエ界のお金の問題

さらに、トレーニングに来てくれるクライアントの話を通じて、

日本のバレエにどれだけお金が回っていないかというところも見えてきてしまいました。

その当時、私の理想とする世界像は、

誰もバレエで怪我をしなければみんな幸せになれるだろう、というものでした。

 

しかし、現実はそうではありませんでした。

怪我をせずにやっていけば、自ずとオーディションの前までやってきます。

でも、お金が回っていないバレエ界では、バレエダンサーになれるのは一握りです。

しかも、なれた後の方が経済的に苦しくなるしかない、というのが現状です。

これがあった状態で、怪我のない人間がどんどん上に上がっていったら、

落伍者だけが増えてしまうという状況になります。

 

誰しもがバレエダンサーになれるような世界では、ダンサーに価値がありません。

でも、なるのは難しくても、なれた後には食べていける世界にはしていきたいのです。

 

大正、昭和の時代から続くバレエの家元制度みたいな考えの重鎮は当てにできないため、

まずはバレエを愛してくれて、

そこにお金を使ってくれている大人の方を大事にすることこそが必要だと考えました。

そこでできたのが、大人バレエアカデミー™です。

 

■ 私自身が大人として感じてきたこと

私自身が過去にバレエと向き合う中で、一番バレエが継続できた理由は、

上達することを感じていたからでした。

 

普段は結構苦しいバレエのレッスンですが、

自分が階段を一つ上ったときに、それが全て報われる。

この瞬間こそが、バレエで一番楽しい瞬間でした。

 

そして、私は大人になってからバレエを始めた人間でもあるので、

ないがしろにされる大人の方の気持ちが結構わかります。

 

何も教えてもらっていないのに、センターレッスンでみんなが見ている中、

振りがわからずに一人で棒立ちしている時の絶望感とか、ひどいものです。

 

正直、バレエを上達させるのに、そんな想いってする必要ないですよね。

そういう、私自身がバレエの世界に思っていた不満や疑問を全て潰して作ったのが、

大人バレエアカデミー™なんです。

 

■ 先生が報われる仕組みも必要でした

さらには、私がインストラクターとして別のスタジオでクラスを持っていたころ、

そのスタジオの報酬体系に持っていた不満と疑問も全て潰して、

先生にはバレエで生きていけるように設計しました。

 

そのスタジオでは私のクラスは満員なのに、

その次のクラスのインストラクターは2人しか入っていない。

にも関わらず、報酬が同じなんです。

それをオーナーに話して交渉しようとしたら、

「うちはみんな同じでやってもらっているんです」と言われたので、

やめることにしたんです。

 

優秀な人間に相応の報酬がないなら、優秀な順に辞めていってしまうので、

スタジオは最後に死んでしまうと思うのですが、

それは考えてもらえなかったのです、当時のそのスタジオは。

 

ということがあったので、そうならないように、

大人バレエアカデミー™では先生も評価されやすいように設定しています。

 

■ 大人バレエアカデミー™が作っている循環

大人の方の「上達したい」にきちんと答えられるように、

先生も勉強し、能力に応じて評価され、結果として大人の方はきちんと上達し、

もっとバレエを頑張りたくなる。

そんな循環を作っています。

 

■ 自由が丘スタジオもこの循環に加わります

今回、その循環の一つに自由が丘スタジオも加わります。

5月1日オープンですが、他のスタジオで体験して入会しても、

全てのスタジオを自由に使えますので、ぜひ体験を検討してみてください。

お待ちしております。

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