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こんにちは、オトナバレエアカデミーの猪野です。

 

バレエの世界には一般的ではない業界用語が結構ありまして、

動きの名前からフランス語なのでそもそも分かりにくいものが多いですが、

先生の言う日本語の注意も良く分からないものが多くあります。

 

その中でも背中の注意が理解されないまま

レッスンが進んでいくというのも結構あります。

 

背中というのは解剖学的な見方によっては

7層に分けられていたりするので

先生がどれを使ってほしいのか

「もっと使って」みたいな注意だと

専門家でも良く分からないことがあります。

 

つまり背中にもいろいろ使い方がありまして

どう使えば満足なのか、意思の疎通がないと

永遠に解決しない場合があります。

 

その上で一つの使い方として

腕のアラセコンド（2番）ポジションの肘を落とさないことが挙げられます。

 

バレエのポジションにおいて肘が落ちてしまうと

そもそもの見た目が格好悪いのですが、

解剖学的に見ても肘が落ちると体幹の安定が悪くなります。

 

 

背中を全体的に覆う広背筋という筋肉があるのですが

これが腕の骨に繋がってまして

これのスイッチが入ると肘は落ちなくなるのです

黄色いやつです。

つまりは肘が落ちている人間は広背筋が上手く働いていないため

背中の安定が悪くなります。

 

つまり背中を使うという一つの答えとして

肘を落とさないようにして腕をキープすると

背中がきちんと使えるという場合があるということになるのです。

 

背中をきちんと使うというのも

曖昧で中々難しいですが

まずは肘を落とさないところから始めてみてはいかがでしょうか。