こんにちは、初台、銀座、池袋、芝公園、横浜で大人のバレエをサポートしている

大人バレエアカデミーの猪野です。

 

最近You Tubeで谷桃子バレエ団の動画が話題になっています。

バレエ界に昔からあった問題を公式であるバレエ団が

オープンにして動画にしているというのがとても珍しいものになっています。

編集もおそらくプロが関わっており、面白い内容になっています。

 

ただ、問題を表面化させているということで既に評価が出来るものですが、

視聴していてバレエ界の脆弱性というか、

おかしな所が見られるので

それを書いて行きたいと思います。

 

まずは2人のダンサーが現在の生活苦などを赤裸々に語っています。

ただ、その原因が、自分で考えずに調べもせずに計画性なく突っ込んだ結果、

ただ苦労しているという当たり前の結果になっているだけという内容を、

何かつい応援したくなるような雰囲気で編集されています。

 

とりあえず東京に出て先輩の紹介で谷桃子に入ってみたが、

ここまでお金が大変だとは思わなかった、とか、

フリーの仕事を入れていたら入りたかった新国立バレエのオーディションに行けなくて、

これも縁なのかな、

と物凄い頭の悪い納得のさせ方を自分にしていたりする描写が流れます。

 

第一志望の就職先の面接日にバイトを入れていたから受験出来ませんでした、

という人生を何だと考えているのかというのを感じざるを得ませんでした。

 

もちろん自分の人生なので好きにすれば良いのですが、

考えなしに突っ込んで、「苦労してます、大変です」と言われても、

それは当然という話で、

こういう人間がたくさんいる業界にお金だけ入れても

多分頭の悪い使い方をして意味をなさないのではないかと考えてしまいます。

 

芸樹監督にしても、

ダンサーが給料に出来れば素晴らしいとか言いつつも、

何を変えればいいかを問われると、

「どうしよう」とか言ってしまうレベルで

一体お金を何だと思っているのだろうかと言わざるを得ません。

 

どうしようも何も選択肢は、収益を今より上げる、

この一択で、それ以外にないのですが

そんなことも思いつかないのに

KバレエはTBSが入っているから安心、みたいなことをいう人間が

トップの団体にお金を出そうという人は多くないと思います。

 

踊りが上手かった人間が権力を握り、

経営について何も考えて来なかった70年があって

今の谷桃子バレエ団があるのだなぁと感じました。

 

私もダンサーの生活が良くなることを望む人間の一人ですが、

今の谷桃子バレエ団にお金を支援しても

絶対に下手な使い方をして無駄にするだろうと考えてしまいます。

 

番組としては面白い出来にはなっています。

でも、お金が必要なのであれば

それがどのくらい有意義に使われて誰が幸せになるかを示さないと

お金を集めるのは厳しいのではないと個人的には考えています。

 

ダンサーをオーディションという振るいにかけて選ぶのです。

バレエ団も社会に人たちから選ばれるような団体にならない限りは

未来はないのかなと感じました。

 

是非、誰も喜んで応援したくなるようなバレエ団になってください。

応援しています。

 

 

横浜スタジオがオープンし、

9月に錦糸町スタジオがオープンします!

 

 

初台や銀座などの他スタジオに入会後でも横浜を含めて自由に使えますので、

まずは一度体験レッスンを受講してみてください。

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