大人専門バレエスタジオを9拠点・生徒1,200人超へ。芸術家が経験や技術を事業に変え、活動を続けるための経営実践を発信

こんにちは、大人バレエアカデミー™、バレエトレーニングディレクターの猪野です。

2026年9月15日、シェラトン・グランデ・トーキョーベイで開催される「マーケティング世界会議 2027|ジェイ・エイブラハム来日特別講演」に登壇します。

今回お話しするのは、バレエの技術ではありません。

芸術家や専門家が、自分の経験や技術を必要としている人に届け、継続できる事業へ変えていく方法についてです。

踊りのうまさだけで競うのをやめた

私は米国でバレエを学び、バレエ団の舞台に立った経験を経て、帰国後はバレエ専門トレーナーとして活動してきました。

しかし、バレエの世界には、私より踊りがうまく、身体条件にも恵まれた人が大勢います。

同じ土俵で、踊りの能力だけを競い続けても勝てない。

そこで私は、「誰よりも優れたダンサーになること」ではなく、「自分の経験を最も必要としている人は誰か」を考えました。

着目したのが、大人のバレエ学習者です。

大人になってから始めたため、基礎をどのように身につければよいか分からない。長く習っていても、自分の身体に合った具体的な説明を受けられない。趣味ではあっても、本気で上達したい。

こうした悩みに応えるため、大人の身体や理解力に合わせた指導を整え、講師育成、集客、拠点運営を仕組み化してきました。

その結果、大人バレエアカデミー™は現在、東京・神奈川・大阪に9拠点を展開し、生徒数は1,200人を超えています。

技術を持っているだけでは、活動を続けられない

NPO法人芸術家のくすり箱が2008年に実施した「芸術家の健康に関する実態・ニーズ調査 バレエ編」では、回答したバレエダンサー126人のうち、年間個人収入100万円未満が52%、300万円未満まで含めると89%でした。

この年間個人収入には、芸術活動以外の仕事による収入も含まれています。

専門的な訓練を重ね、高い技術を身につけても、その技術を必要としている人を見つけ、価値を伝え、適切な価格で提供できなければ、活動を続けることは困難です。

芸術家がビジネスを学ぶことは、芸術を捨てることではありません。

自分の能力を社会に届け、芸術を仕事として続け、その価値を次の世代へ残すために必要なことだと考えています。

※上記は2008年時点の調査であり、現在の状況を示す最新統計ではありません。

創業前に学んだマーケティングを、バレエ事業へ

私は大人バレエアカデミー™を創業する前に、ジェイ・エイブラハム氏のマーケティングを日本で伝えていた人物から、その考え方を学びました。

自分が持っている知識や経験を見直し、それを必要としている人にとっての価値へ変える。競争の激しい場所で消耗するのではなく、自分が価値を提供できる市場を見つける。

この考え方は、大人専門のバレエスタジオをつくり、現在の規模へ成長させるうえで、大きな土台となりました。

かつて間接的に学んでいた私が、今回、ジェイ・エイブラハム氏の来日イベントに登壇します。

当日は、自分の経験や知識を仕事に変える視点、勝てない競争から抜け出して戦う場所を変える方法、専門技術を顧客に選ばれる価値へ変える考え方を、自らの経営実践をもとに発信する予定です。

開催概要

名称:マーケティング世界会議 2027|ジェイ・エイブラハム来日特別講演
開催日:2026年9月14日(月)・15日(火)
猪野恵司登壇日:2026年9月15日(火)
時間:各日10時00分~18時30分
会場:シェラトン・グランデ・トーキョーベイ THE CLUB FUJI
所在地:千葉県浦安市舞浜1-9

イベントの詳細・お申し込みはこちら
https://jay2026.jp/oba/

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