こんにちは、大人バレエアカデミーの猪野です。
大人バレエアカデミーでは
生徒さんに先生の綺麗なお手本動作を見せることを
重要視していません。
他のスタジオでは結構現役ダンサーが教えるのを売りにして
「素敵なお手本でレッスン!」
みたいなことを言いがちですが、
大人バレエアカデミーがそれを言わないのには訳があります。
例えば
現役ダンサーが踊る姿を見ていると
「なんであんなに飛べるの?」とか
「なんであんなに綺麗に脚があがるのだろう?」
って思ったことはないですか?
実は
これが大人バレエアカデミーで見本を重要視しない理由そのものです。
つまり
どうやったら、あんなに高く飛べるのとか
理由のわからないものをただ見せたところで
上達のヒントはにはならないのです。
もちろん、見せ物としては面白いので
見れて得した気分になりがちですが
実際の所、上達するにはという観点からいうと
バレエのレベル1の人にレベル99の技を見せても
何をどうすればいいのか、さっぱりわからないのです。
バレエの動きは突き詰めると手品みたいなところがあって
妖精のように軽く見えたりとかするわけですが、
その為には非常に地味な鍛錬の積み重ねがあるので
上達という意味ではその過程にこそ
皆さんが見るべきヒントがあるのです。
それらをすっとばして最後の答えだけ見ても
得られるものは少ないのです。
出典を忘れてしまいましたが
ある大学の実験で
初心者がゴルフの練習をする上で
エキスパートの動きをお手本にするのと
自分より少しだけ上手い人をお手本にするのが
どちらが上達するのかという実験が行われました。
その結果、スコアを伸ばしたのは
自分より少しだけ上手い人をお手本にした場合でした。
なぜこんなことが起こるかというと
エキスパートのスイングはもはや上手すぎて何がどうなっているのか
さっぱり分からないのです。
それに対して、自分より少しだけ上手い人は当然粗が見えます。
それは自分がやってはいけないことをそこから見て、
気を付けることができるという学びになるのです。
「自分はあれをやらないでおこう」
「もっとこうやったら上手くいきそう」
そんな考え方こそがバレエを上達に導きます。
これが大人バレエアカデミーが見本をみせることを
重要視していない理由です。
ダンサーとしての能力と
教師としての能力は全然違います。
大人バレエアカデミーは教師としての素養があると判断された人間が
指導にあたります。
バレエの動きを見せるのではなく
バレエの動きを指導致します。
物事を上達させるのは基礎が大切
この考えに共感して頂ける方は
ぜひ一度、体験レッスンにお越しください。
大人バレエアカデミーのスタジオは初台、池袋、銀座と自由に使えます。
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