こんにちは、大人バレエアカデミーの猪野です。
スタジオがオープンして9か月くらいが経ちました。基礎をきちんとするということをスタジオとしてレッスンを提供してきました。
その中で想定していなかった、他のスタジオにはない生徒さんにとってのメリットがあることが分かってきました。
逆にいうと、そういうのが嫌でバレエを辞めてしまった方などはとても良いかもしれません。
1 スタジオのヌシがいない
長くバレエスタジオをしていると、スタジオにヌシみたいな人間が居つくことがあります。
例えば、その手のヌシはオープンクラスなどでもバーの場所が決まっていて、新参者がそこを使おうとするとレッスン開始ギリギリで来た癖に「そこ、私の場所なんですけど?」とか何の権利があってそんなことを言うのか、そんな主張を平気でしてきたりします。凄く面倒くさいですよね、大して踊れるわけでもないくせに。
レギュラーで通うバレエスタジオにおいても、そのスタジオのレッスンを数多く受けることでスタジオの売り上げに高いレベルで貢献している場合、先生でさえ強く言うことが出来ずに生徒同士の人間関係がグダグダになることがあります。
その人の売り上げで保っているスタジオならなおさらかもしれません。
大人バレエアカデミーにはそういう類のヌシがおりません。まだ日が浅いということも無関係ではないのですが、基礎しかやらないバレエスタジオなので「何となく自分が他より踊れている」という勘違いがとても起きにくいのです。
「自分は踊れる」という勘違いがヌシを生むと私は考えていますので、それさえなければ大丈夫ではないかと考えています。
もし、大人バレエアカデミーに仮にそのようなヌシが現れたら、私が責任をもってその方には消えて頂きますのでご安心ください。
2 発表会で面倒な人に出会わない
スタジオで発表会をする場合、色々なレベルの人が参加することになります。バレエ団のように全員がオーディションで入っているならともかくとして、コールドバレエさえも大人の発表会ではトラブルが起きます。
明らかに回りのレベルよりも低い人と同じグループにされると、リハーサルの進行がとても遅くなります。加えてそのやる気も温度差があるので、いつまでも振りを覚えない人や自主練をしてこない人と組まされるとイライラする事は間違いないでしょう。
または、振りをまともに覚えない癖に「自分の振りが正しい」と言うやたらと主張だけは強い謎のおばさん(おじさんは絶対的に数が少ない)が一人くらいは結構高い確率で混ざってきます。発言は自信満々で言うのであしらうのがいちいち面倒くさい人間です。
大人バレエアカデミーでは上記の事も考慮し、発表会を行わない方針です。
代わりに舞台に出たい方には大人だけが出場できるバレエコンクールを勧めています。必ずソロが踊れて、コールドの為に集合しなくても良く、自分の課題にしっかり集中出来るメリットがあります。
順位あからさまにつかない発表会に近いような大会もありますので、興味があれば一度観覧しに行ってみると良いかもしれません。マダムバレエグランプリなどは個人的に好きな大会です。いい意味で誰も本気でない感じがするコンクールです。
ターンアウトなどが審査項目になく、バレエ愛を審査するという謎の基準でやっているコンクールです。
3 生徒さんのレベルが横並びになる
基礎をメインとするスタジオなのでその生徒さんがどのくらい回れるとかステップが出来るとかはあまり関係がなくなります。
真っすぐに立てているか、脚を出す方向、身体の方向、ポールドブラの正確さ、手足頭をバラバラに動かすコーディネーション能力などを鍛えますので、自分の足りない場所に気が付くことになります。優越感に浸ってる暇はありません。
特に入門では本当に初心者の方と10年踊っている方が一緒になることもありますが、それぞれのレベルでやる事があるので上手くレッスンの中で共存できるようになっています。
デメリットしては
大人バレエアカデミーのデメリットしては、基礎ばかりなので本当に上手くなりたい人以外には向きません。つまらないです。あくびが出ます。
クルクル回ったり、飛んだり、踊っている気分を味わいたい方は他のスタジオをお探しください。
逆に基礎をしっかりして踊っていきたい方には力になれると思います。
お待ちしております。