こんにちは、新宿、銀座、初台、芝公園で大人バレエをサポートしている
大人バレエアカデミーの猪野です。
180度の開脚をするにはどうすればいいですか
という質問を頂きました。
まず結論から申し上げますと
180度の開脚はどう頑張っても出来ない人もいます。
骨格的に無理な場合があります。
そのケースに当たる場合は、無理しないほうがお勧めです。
どうすればいいかの質問なんですけど、
そもそも私は横に開く開脚の場合は別にそんなにやらなくてもいいと
考えています。
ある程度はあってもいいのですが
180度まではそんなにいらないかと思います。
とりあえず横の開脚で考えた場合、
股関節の太ももの骨がはまっている場所というのは
後ろ側が深く、前側が浅くなるような形をしています。
この時に開脚を頑張ると
股関節が亜脱臼するようの方向に力が加わります。
前にあるバレリーナが横に開脚をした状態で
レントゲンを撮った写真を見たことがあるのですが
その方は右脚だけが亜脱臼してました。
本人に特に痛みがないようでしたが
長く踊るとなるとその耐久性はリスクとなるでしょう。
バレエでやるターンアウトは寧ろ逆で
上手く使うと股関節の安定させるように働くので
開脚を無理してやって、
股関節を変にガタつかせるリスクは負わなくても
いいのではないと考えています。
どうしても開脚をしたいのであれば
止めはしないですが、
何のために開脚をするのかは考えた方がいいでしょう。
無理に伸ばして肉離れを起こした生徒さんも何人も見ていますし、
バレエを上手くなりたいのであれば
伸ばすのもいいですが
どう鍛えるか、というのも考えてみてはいかがでしょうか。
9月から芝公園がスタートしました。
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